8月26日(月曜日)
「受身 柔道の基本は受身 受身とはころぶ練習 負ける練習 人の前で恥をさらす練習」あいだみつを

受身はたしかに柔道の基本の一つだ。 そして、けがをしないように上手に転ぶ練習だ。
また、負けを認めて安全に身を守る練習だ。
相手を投げるのでなく、投げられて負けるのだから恥をさらすことでもある。
そして、最初に学ぶのはこの受身の練習である。
高校生の時に体育の授業で柔道を選択し、受身もろくろく覚えない段階で、乱取りを行った。
見るからに小柄で、力でねじ伏せられるような相手と組んだ。
しかし、彼は柔道部であった。
彼が押したので、こらえたら小内刈りをかけられ、そのまま後ろに彼にしがみついたまま倒れて、頭を強打したことがある。
「ちゃんと受身をとらないと危ないよ。」とそのひ弱そうな相手が、私に言った。
相手を見くびって、力でねじ伏せてやろうとした自分にも反省したが、何よりも負けているのに、負けを認めたくないので、倒されまいと彼にしがみついていた自分が情けなかった。
人生の中では、勝つことよりも負けることの方が圧倒的に多い。
負けたって、どうって事はない。
すぐに起き上がればいい。
そのためには、素直に負けを認め、上手に負けることだ。
頭を打って、脳しんとうを起こして、立ち上がれないような負け方ではいけない。
徳川家康の言葉にも「勝つ事ばかり知りて負くる事を知らざれば、害その身にいたる。」というのがある。
勝ってばかりいる人間は、とかくおごりが出て、人のねたみや恨みを買うことになり、身を滅ぼすことがある。
人前で恥ずかしい事を売りにして、月収1000万円を稼いでいる芸人がいる。
大久保佳代子だ。
人前で恥をかくのは、サラリーマンの年収以上の稼ぎを1ヶ月で達成できると言うことだ。
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