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のじさん

Author:のじさん
200坪の菜園に100種類の野菜を育てる。畑の一画に秘密基地を作ってにわとりや金魚、メダカを育てている。冬には薪ストーブを燃やして暖を取り、コーヒーを飲む。都会に近い所で田舎風の暮らしを求めて、定年後の余暇時間を楽しんでいる。そんなライフスタイルの情報を発信していきます。

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「 うばい合えば足らぬ わけ合えばあまる うばい合えば憎しみ わけ合えば安らぎ」あいだみつを

8月30日(金曜日)
 
 うばい合えば足らぬ わけ合えばあまる うばい合えば憎しみ わけ合えば安らぎ」あいだみつを
 

金魚を育てるときに、「密飼い」という方法がある。
池の中に普通よりも少し多めの数の金魚を入れて、飼う方法である。
餌を与えると、ものすごい勢いで餌を奪い合いながら食べるのである。
 
そうすると運動量が多く、食べられる量が少ないので、すぐに腹が減って、餌をどんどん食べるので、早く大きくすることができるわけである。
 
奪い合えば足らないので、運動量が多くなるし、腹が空くのでたくさん食べ、金魚は早く育つ。
 
しかし、弱い金魚は、まったく餌が食べられない。
自然淘汰され、強い者が生き残る。まさに弱肉強食の世界。
 
分け合えるほどの金魚の数では、いつでも食べられるので、運動量も少なく、食べる量も少ない。
 
すなわち、育ちが悪くなる。
 
 
 
子供の頃、我が家は7人家族だった。
食事のルールが自然とできた。
おかずは、共有の皿から先に食べること。
自分用に分けられた皿のおかずは、奪われることは無い。
しかし、共有の皿に盛られたおかずは、ぐずぐずしていると食べる前に無くなってしまう。だから、最初に共有の皿のおかずを食べる。
 
 
結婚して、二人家族になったときに、共有の皿にイチゴがのっていた。
妻がイチゴをいつまでも食べないので、私がぱくぱくと全部食べてしまったら妻は怒った。
 
「どうして全部食べてしまうの!私は、最後に食べようと思っていたんだよ。」
 
私の育った家庭では、好きな物、美味しいものから先に食べるのが自然のルールであった。唯一、自分の皿の物は、奪われることはない。
 
共有の皿に盛ったおかずを食べないのは、嫌いなものであると言う意思表示だった。
 
「全部食べれば憎しみ わけ合えば安らぎ」を学んだ瞬間だった。
 
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