fc2ブログ

プロフィール

のじさん

Author:のじさん
200坪の菜園に100種類の野菜を育てる。畑の一画に秘密基地を作ってにわとりや金魚、メダカを育てている。冬には薪ストーブを燃やして暖を取り、コーヒーを飲む。都会に近い所で田舎風の暮らしを求めて、定年後の余暇時間を楽しんでいる。そんなライフスタイルの情報を発信していきます。

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

ワーキングプアーの世界にもいじめがある

社員50名にパートが40名、そして下請けが60名ぐらいの会社である。
会社と言っても整備・流通部門の1部所に過ぎない。
税金対策で、複数のグループ会社に分けている。
全体では社員500名ぐらいの小規模会社である。年商は200億円ぐらいだ。
 
パートは女性が多く、5,5時間の扶養範囲内の者である。下請けのパートは全員がそうである。彼らの仕事内容は、リースした商品を綺麗に整備するものである。
 
フルパート社員は、10人ぐらいであるが、そのほとんどは社員の支援の仕事である。
 
ある朝のことだ。
32才ぐらいのフルパートの男性社員が元気がない。
 
「俺ねぇー。聞きたくないこと聞かされて、嫌になっちゃった。」と言う。
「どうしたの?」と私。
 
「昨日残業して、整備品を持って行ったら社員にひどいこと言われちゃった。」
「どんなこと言われたの?」
 
「社員から、別の社員が死ねって言ってたと言われちゃったんだ。そんなの聞きたくなかった。」
 
彼の時給は800円である。
しかも、今まで社員がやっていた仕事の一部を任されている。
仕事内容は、その日に出荷する商品の足りないものを外注に整備依頼したり、整備品を点検したりする仕事が主である。
 
そう言えば、仕事が終わって帰る時に、彼がホワイトボードの整備をしていたのを思い出した。
 
「今日は残業なの?」
 
「そう。1枚整備しなければならなかったのを忘れてしまったんだ。出荷担当の社員から電話がかかってきて、やっていないことを思いだしてしまった。外注は帰ってしまったし、今日中にやらないと間に合わない。」
 
 
彼が元気がなくなった理由が、だいたいわかった。
出荷するための整備品が足りなくなっていたものを、外注に整備依頼するのを忘れてしまったことが原因だった。とにかく1日の出荷量は、全体で2トントラック50台分ぐらいの商品量である。彼が担当している商品の量だけでもトラック10台分はあるだろう。
 
本来なら社員が担当する仕事であるが、今年に入って社員が6名も辞めてしまった。そのため、急きょパートの彼が、その大部分をやることになってしまった。
パソコンを使えない彼が、朝1時間前に出社して、会社のオフコンを使ってその日の出荷の種類と在庫数を確認して、足りないものを把握し、外注に整備依頼をする。オフコンの使い方を覚えるだけだって、彼にとっては大変な仕事だ。
 
ホワイトボードの1枚ぐらい、整備を忘れることはよくある。普段なら5分もかからないで整備が出来る。しかし、運悪く、比較的綺麗な物は、外注がさっさと整備してしまって、ラインのテープが貼ってある整備が面倒なものが1枚残っていた。新品はたくさんあるが組み立てるには、時間がもっとかかる。
30分以上もかかって、1枚を仕上げ、出荷場に持っていって、社員に謝った。
 
その時に、言われた言葉に傷ついたと言うことだ。
 
確かに、出荷担当の社員は、次の日のトラックに積む商品を集め終わらないと、その日の自分の仕事は終わらない。頼んで置いた商品が届いていない。原因が整備を忘れていたのでは、腹も立つ。ついつい担当者を責める言葉が出てしまう。
 
彼が社員の言葉に落ち込んでしまったのは、間接的な言い回しが原因である。
直接担当者に責められるのなら、その場で謝ることも出来るし、仕事をミスしてしまった自分が悪いのは、よくわかっているので当然だと受け止められる。
 
しかし、影で「死ね」と言われていたなんて、聞きたくない。
 
50人足らずの部所で、半年で6人もの社員が辞めてしまう原因が、そう言うところにもあるのだと感じた。
 
とにかく、そのようなことを聞いてしまったからには、私のもう一つの仕事である、会社のコンプライアンスを遵守させるための自主活動である。
 
 
朝の担当部署の打ち合わせの席で、初めて発言した。
 
「整備担当の○○君が、社員からひどいことを言われたと落ち込んでいました。内容は、誰とは言いませんが、若い社員から別の社員が「○○死ね」と言っていたと言われたことです。
 
原因は○○君が、整備するのを忘れてしまったミスが原因でしたが、本来は社員が指示し、確認する仕事です。彼は社員のみなさんと違って時給800円で働いています。社員の補助が本来の彼の仕事です。しかし、彼は責任を感じて、残業して一人で整備して、担当者の所まで運んでいきました。そこで、自分のミスを謝りました。その時に、ひどいことを告げられました。
 
これは、社員のパートに対するパワハラであり、いじめです。絶対にあってはならないことです。このことは、○○君の上司であるグループ長にもすでに、伝えてあります。
 
私がこの場で発言したことで、心当たりのある社員がいましたなら、○○君に対して早急に必要なアクションをとっていただきたい。
それが早急に確認できない時には、私はセンター長や社長に対して、必要な行動をとりますので、心してください。以上です。」と。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
スポンサーサイト



<< 作り話は面白い 「がばいばあちゃん」 | ホーム | 2014衆院選で敗れた有名人 >>


コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 ホーム