データマイニング 【 data mining 】とは、
『小売店の販売データや電話の通話履歴、クレジットカードの利用履歴など、企業に大量に蓄積されるデータを解析し、その中に潜む項目間の相関関係やパターンなどを探し出す技術。
従来は、こうした取引の「生データ」は、経理処理に必要なだけで活用されていなかったが、情報技術の向上により、潜在的な顧客ニーズが眠る「鉱山」として「採掘(mining)」されるようになった。
例えば、スーパーの販売データをデータマイニングで分析することにより、「ビールを買う客は一緒に紙オムツを買うことが多い」「雨の日は肉の売上が良い」など、項目間の相関関係を見つけることができる。
また、クレジットカードの利用履歴を解析することにより、不正使用時に特徴的なパターンを見つけ出し、あやしい取引を検出するなどの応用も考えられる。』
つまり、簡単に言うと、
「たくさんの情報の中に眠っている宝物を採掘すること」だ。
現代社会は、ネットを中心に膨大な量の情報が氾濫している。
その「ビックデータ」を利用して、自分に必要なデータを拾い集めること。
そのことを「データマイニング」と言うのだろう。
ブログをやっている方なら、毎日のように自分のブログに広告が載る。
ある時に気がつく、この広告私のブログだけに、いや私だけのために載せられている広告だと。
そして、どのブログに行っても自分と同じ場所に、同じ広告がまるでストーカーのように、ついて回る。
ある人は、これを「ストーカー広告」と言っている。
パソコンに少し詳しい方なら、簡単に理解できる。
「クッキー」と言うものの仕業である。
「楽天市場」などのお店に行って、買わないまでも商品をクリックして、値踏みをしたり、商品の説明を読んだりすると、自分のIPアドレスなどが足跡として残る。
その足跡を頼りに、お店側が同じような商品の広告を自分のパソコンの画面に映し出すという仕組みだ。
他人のブログに言った時に、「訪問者履歴」というのがある。
「訪問者履歴」は、残したくなければ、削除というのをクリックすれば、履歴は消え、ブログ開設者には訪問したことを隠すことが出来る。
この履歴を利用しているブロガーもいる。
自分のブログのアクセス数を増やして、ティーポイントを稼ぐ目的や、自分のブログに訪問者を呼び込んで、アフリエイトでカネを稼いでいる者達だ。
ブログの訪問者履歴の削除と同じように、ストーカー広告を嫌えば、クッキーを外すことが出来るようだ。
ただ、それをやると色々と面倒なことも同時の起こるようなので、私はほっておくことにしている。
話しは、「データマイニング」に戻る。
この「データマイニング」を研究していた企業がこの4月に上場した。
Gunosy
代表取締役 CEO 福島良典氏 ※写真左
1988年生まれ。東京大学大学院工学研究科にてデータマイニングを研究し、在学中にGunosyを開発。2012年度IPA未踏スーパークリエータ。2012年に株式会社Gunosyを創業し、現職。
取締役COO 竹谷祐哉氏 ※写真右
1989年生まれ。早稲田大学理工学部経営システム工学科卒業後、グリー株式会社にて海外事業やメディアプランニングを担当した後、2013年1月に株式会社Gunosyに参画し、同年9月より現職。
この会社、どんな会社かというと、
例えば、私の好みや嗜好を分析してニュースを届けてくれるアプリを開発している会社である。
つまり、私が普段見ているヤフーやライブドア、朝日、グーグル、個人のブログ等々から、私の好みや嗜好を分析して、私が望む記事を届けてくれるのだろう。
とにかく、ネットに氾濫する記事から、必要な記事を探し出すのは、結構骨が折れる。
遊びでやっているので苦にはならないが、それで飯を食っている人にとっては、ビックデータから必要な情報を選び出してもらえるのであれば、とても便利である。
さて、グノシーの株価はどうなったであろうか?
出来高 8,928,700株
売買代金 14,175,927千円
100株単位であるので、16万円ぐらいで取得できると言うことだ。
141億円の売買があったようだ。
このことがすごいのかどうかは、よくわからない。
前々から、ビックデータに関して、とても興味を持っていたので、「グノシー」という会社にも少し興味を持ったので、記事にした。
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