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のじさん

Author:のじさん
200坪の菜園に100種類の野菜を育てる。畑の一画に秘密基地を作ってにわとりや金魚、メダカを育てている。冬には薪ストーブを燃やして暖を取り、コーヒーを飲む。都会に近い所で田舎風の暮らしを求めて、定年後の余暇時間を楽しんでいる。そんなライフスタイルの情報を発信していきます。

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玉ねぎ栽培の失敗

昨年の玉ねぎ栽培は、見事に失敗した。
私だけでなかった。
一緒に菜園をやっている友達も隣の菜園仲間の年配者もことごとく失敗した。
それは、トウ立ちしてしまったことだ。

トウ立ちした玉ねぎの画像

   トウ立ち               中心のトウ         中心が腐る



  

タマネギが大きくなりすぎると、トウ立ちしてネギ坊主を作る。
種を蒔く時期や施肥の量、気温などによって、タマネギの生育が影響を受ける。

昨年は、冬の温度が高かったのも原因であったようだ。
温暖化のせいかも知れない。
全国的にトウ立ちさせてしまって、玉ねぎつくりに失敗してしまった人が多かったようだ。

私も友達も、とにかく大きな玉ねぎを作ろうと思って、元肥をたくさん施した。
私の玉ねぎは種から育てたものであり、友達のは苗を購入したものである。
一昨年は、トウ立ちしたものもあったが、二人ともおおむね成功していた。

菜園仲間の年配者の場合には、種を蒔く時期が早すぎて、苗が大きくなりすぎたことが原因だったようだ。

友達の玉ねぎ用のマルチである。今年も500個予定している。


私の玉ねぎ用のマルチ、同様に500個分。


今年は、二人とも苦土石灰のみで、元肥は無しで準備した。
とにかく、施肥をできるだけ控えて、堅めに作ろうと考えている。


野菜作りは、とにかく難しい。
畑を準備して、種を蒔けば自然に育ち、収穫できると言う単純なものでない。
幼苗の時は、ヨトウ虫やネキリ虫の被害にあい、成長すれば青虫に食べられたり、うどんこ病やスス病にやられたり、まともに育てるのは大変である。

初めて菜園をやる者は「無農薬栽培をしよう」などと簡単に考える。
やってみて初めて、その大変さが実感できる。
スーパーに並んだ綺麗な野菜は、プロが研究に研究を重ねて育てた安全でおいしい野菜である。

畑で、後輩がサトイモの収穫をした。
昨年初めて作って、大収穫であった。
今年も昨年と同じように立派なサトイモとなった。

自信満々で、シャベルで一株掘り起こした。
子芋は大きいが孫イモが小さく、しかも数が少ない。
どうしたわけか。
理由がわからない。

肥料不足か水不足か、あるいは土かけが足りなかったか。
蔓ボケのように身体ばかりが大きくなって、根に養分が行きわたらなかったからか。

昨年が、たまたまよくできただけの話である。

野菜つくりの面白さは、その難しさにある。
何も考えずに、種を蒔いて、育てるだけで立派な野菜になることもある。
たまたますべての条件が上手く行ったことで、知らず知らずに豊作となっただけである。

もう何十年もやっているのに、毎年出来栄えが違う。

ミニ菜園で、毎年キュウリを5株作っている妻が笑う。

「私は、農家のおばあさんに、教えてもらったことを守ってやっているから、毎年同じようにできるわよ。」

妻のミニ菜園のキュウリ栽培


プロの農家は、大概同じものを何年も作っている。
ネギ農家は、毎年ネギを作る。
同じものを大量に作る。

妻も同じ。
キュウリしか作らない。
しかも1本300円近くする接ぎ木苗である。
同じ場所で作っているが、連作障害を起こさない。
なぜなら、毎年新しい土を混ぜ込んでいるから。

私が作っている野菜の種類は、40種類近くある。
苗は種から作っているものがほとんどである。
接ぎ木苗なんか買ったことが無い。
連作障害に弱く、病気にも弱い。

今年、にんにくの種が高いので、旬のにんにくがスーパーに並んだ時に種用に買った。中には傷ありのもので1個100円の物も3個ぐらい買った。
そして、種を埋めて芽が出たものを見て、愕然とした。
全部の葉っぱに、模様が出ている。
あれはバイラスだ。
病気である。
やっぱり種用のにんにくは、高いが病気が無く綺麗な芽がでる。
もっともバイラスぐらいでは枯れることは無いし、立派なにんにくになるだろうと、気持ちを切り替える。

昨年度は、種用の高いニンニクを購入して、栽培した。
収穫期まじかまでは、立派に育っていた。
しかし、4月に入って突然オレンジ色の赤さび病のような病気に罹った。

オレンジ色のぽつぽつが出るさび病


何とか食べる分は収穫できたが、期待はずれであった。



野菜つくりをしていると、自然相手に勝負しているようで、飽きが来ない。
負けてしまうことが多いが、時々びっくりするような素晴らしい野菜ができる。
その時の気持ちは何とも言い難い。

種を自家採種して喜び、綺麗な種になったと喜び、種を蒔いて芽が出たと喜ぶ。

野菜作りの喜びは、収穫時の結果だけではない。
結果だけなら、スーパーで買ったほうが安くて、おいしい野菜が手に入る。

土を耕し、有機質の葉っぱや野菜のくずを土に埋めて土を作る。
出来るだけ有機質の堆肥を施し、水はけがよく、保水性のある団粒構造の土にしていく。


耕耘機で耕した後の畑は、見ていてもふわふわ感があっていい。
次に何を植えようか、夢が膨らむ。




定年退職後に、田舎に古民家を買って、自給自足の生活を始める人がいる。
きっとその人も自然と一体になって、朝から晩まで充実した生活を送っているに違いない。

若いころは百姓が大嫌いだった父親が、60歳で仕事を辞めた後は、米作りを楽しんでいた。
その気持ちがよく理解できる年齢になった。













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教師の残業と部活動指導

内田准教授によると、名古屋市の新任教員に関するデータで、残業時間が月平均で90時間に達していると言う。   →詳しい記事

また、28日にに首相官邸で開かれた政府の教育再生実行会議において、安倍首相も教員の長時間労働に言及した。

報道によると安倍首相は、「学校教育においても教師の長時間労働が顕在化している。教師のみが部活動を担うのは限界があり、今の部活の在り方については、見直しの必要がある」との見解を示した(NHK NEWS WEB)。

「ブラック部活」をはじめ、教員の過重な負担が話題になっているなかで、ついに安倍首相の口からも、教員の働き方、部活動のあり方について、見直しが提案されたのである。 引用元


教師の残業で一番の原因は放課後や休日の部活動指導である。

私が大学時代の頃、大学の教授は将来の部活動は、社会体育に移行するだろうと言っていた。
40年以上も前の話である

教員になって4,5年経った頃、グアム島に旅行した。
そこで知り合った現地に住む日本人の夫人の子どもがグアム島で高校の教員をしていた。その子どもと話す機会があった。
彼は、父親がアメリカ人のハーフであり、ラグビーの指導者であった。
学校は2時半ごろに終わってしまい、部活動指導は民間のクラブチームで教えていると言っていた。彼はラグビーの指導者で、学校勤務が終わった後、クラブチームで教えていて、報酬も得ていた。
しかも、2時半に終わる学校の給与も、日本の教員よりも多かった。
私が27,8歳の頃であるから約35年も前の話だ。

日本でも将来オリンピック選手を目指すような選手だったり、プロのスポーツ選手を目指す選手などは、昔からクラブチームがあり、そこで練習していたり、親が直接指導していたりした。
スイミングクラブや体操クラブ、ゴルフクラブ、福原愛ちゃんなどの卓球クラブ等である。

しかしながら、一般の選手は学校教育の中で、お金をかけずに部活動で練習することが昔からずっと続いている。
部活動の顧問は、経験のない教師がやらされることがほとんどである。
特に義務教育の部活動の顧問は、素人指導者が多い。

教師側から見たら、出来もしないし、好きでもない運動部の顧問にさせられるのは、負担以外の何物でもない。
土日や休日には練習試合や大会の引率をしなければならないし、朝の6時ごろから夕方の7時ごろまで、1日13時間もの長い間働かなければならないこともある。
部活動手当は出るが、残業手当は出ない。
もちろん代休があるわけでもない。

私のように、部活動の指導がやりたくて教員になった者は、全く苦にならない。
しかしながら、子供たちとのふれあいや専門科目の研究や指導に夢を持って教員になったものには、嫌な部活動顧問を持たせられ、1ヶ月の残業時間が90時間にもなるとしたなら、地獄のような苦しみとなるかもしれない。



いい加減に政府も部活動の指導の在り方について、方向性を示してほしいものである。







大根・そら豆・たまねぎ

昨日自宅から13㎞離れたところにある茨城県の「スーパー太陽」に行った。
そこで野菜の値段の調査をした。
すると大根の値段が1本157円であった。

なんとブログ友の模型公園さんの住んでいるところでは、1本398円もするらしい。





皆さんには申し訳ないけど、野菜の値段が上がると嬉しくなる。
それは、野菜の自給自足をやっている者として、自然に笑みがこぼれてしまう。

我が家の菜園の大根の現在の画像である。


2本ほど収穫した。






昨年、100均でそら豆の種を買った。
4粒で54円であった。
全部で4袋16粒の種を買って、そら豆を栽培した。
毎年、そら豆はプロの農家から1回1000円で2回ぐらい買っている。
採りたての綺麗なそら豆を届けてくれる。
二人で食べて2回分ぐらいあるので、十分である。

過去に一度、そら豆を作ったことがあるが収穫まじかになって、病気が入って全滅してしまった。そのトラウマで、そら豆は作らなかった。

昨年、そら豆の種を採取しようと言う目的で、栽培することにした。
4袋200円の元手で、何粒のそら豆の種を採取できるかと言う目的で、ダメもとで挑戦した。

今年自家採種したそら豆の種である。
100粒以上ある。


小さい種や色の悪い種は、予備用の種として他に100粒近く確保した。
知り合いが今年たくさん作ったがほとんど病気が入って収穫できなかったと言ったので、予備の種はすべてあげてしまった。

2週間前にポットに種を蒔いた。
一緒に菜園をやっている友達の分と合わせて140個の苗を作った。



種の採種も発芽の状態も上々の出来である。
これからは、高い種を買わなくとも自家採種で好きなだけ作ることができる。
そのことが一番うれしい。
自給自足の第一歩だから。




いつでも植えられるように、鶏糞と苦土石灰を撒いて準備万端である。
2列40株を予定している。
苗は60株作ってあるので、どこかにもう一列作る予定である。








9月11日に種を蒔いた玉ねぎ苗である。



今年は、苗を大きく育てないようにしている。
昨年苗を大きくし、元肥をたくさん施して育てたら大失敗してしまった。
トウ立ちして、ほとんど腐ってしまったのである。




毎年、300個から500個作ってきたが全部がトウ立ちしてしまったのは、初めての経験だった。
友達は野菜を大きくするのが大好きで、肥料をたくさんやる。
彼がジャガイモを作った後に、タマネギを作った。
まだ肥料分がたっぷり残っていたようであった。
そこに大きな玉ねぎを作ってやろうと、普段の倍ぐらいの量の鶏糞を撒いた。
それがいけなかった。

今年は、初心に戻って下準備は無肥料で、苦土石灰を撒いただけである。
そして、春になった段階で追肥を2,3度施す程度にしようと思っている。
小さくとも良いので、薹立ちしない玉ねぎを作ろうと思う。


10月末の野菜の値段

茨城県竜ケ崎市のスーパー太陽の野菜の値段 10月28日

茨城県は千葉県に比べて、10%ぐらい野菜の値段が安い。
              
    にんじん 1本47円              かぼちゃ 1個500円 


  


  ピーマン 1個27円                キュウリ 1本47円
  



   キャベツ 1個 177円            大根 1本157円

   
 
  

   白菜 半分  270円             サトイモ 1袋 177円
  

  



  みず菜 1袋 127円               玉ねぎ 1個27円

 


   レタス   半玉 100円          春菊   1袋 147円

 


   ブロッコリー 1玉110円          長ネギ  1本57円

  



 サツマイモ(紅あずま)1本127円        
 
















野菜が高いようである。
特に高いと感じたのは、白菜である。半分で270円である。
また、ニンジンも小さいものが1本47円と言うのは驚きである。





仏師からのラインメッセージ

御年72歳の仏師からラインでのメッセージが届いた。

『明後日 明々後日 このお寺500年祭 晋山式


本尊 観音 制作したので 招待受け 感謝状頂けるみたいです


稚児行列も生涯で初めて見ます


一関市千厩奥玉 安養寺と言うお寺です。』


 


晋山式(しんさんしき)とは、寺院に新たに命を受けた住職(新命)が晋山すること。その式を晋山式という。 晋は「進む」こと、 山は「寺」のこと。 新たな住持人(住持または住職に同じ)として、寺に入山すること。


※「稚児行列」とは、神社の社殿やお寺の本堂が新しく建て替えられた時などに行われるイベントのことです。「お稚児さん」などと言われることも。 神道では、神が稚児(子ども)の姿を借りて現れるなどと考えられているため、きらびやかな衣装に身をまとい、神事に奉仕するのです。

 


『岩手は

山里

星空

いいです

明け方

北に北斗星

南にオリオン座

東に上弦の月

ひさしぶりに

ふるさとの

夜空に感動! 





寄贈した震災鎮魂瑠璃観音立像

















仏師からの近況報告

『岩手県一関市千厩に先週から来ています。今制作中の飛天です。』

制作中の飛天


見本です。





『29日30日にお寺500年祭ご本尊として納まります。』





『合わせて観音さん等身大のお披露目です。』



妻の絵手紙

私が帰宅すると、待ってましたとばかりに妻が話しかける。

「ねぇねぇ、今日絵手紙描いたのよ。」
「ほぉ、何を描いたの?」

「見て見て、何かわかる?」
「わかるよ、シュウメイギクだろ。」
「さっすが!よくわかったね。」
「バカにするなよ。家にある花ぐらい全部わかるよ。」


「どれが一番いい?」

ほらきた、どれが一番いい?と言う聞き方。
最初から否定的な答えは、拒否しているわけである。

「これが一番いいね。」
「そお、どこがいい?」



こんどは、良さの内容まで言わせるわけだ。
「正面向いた花が大きく描けていて、バランスがいいね。」
「横向きも描いてみたんだけど、やっぱり正面のほうがいいか。」

話は、「次はどれ?」とつづくのである。
つまり、全部の作品の良さを言わせられるのだ。
まっ、夫婦円満のためには、お安い御用だ。

次は、柿だ。
昨日食べようと思って畑から取ってきた「次郎柿」である。

食べようとしたら、
「あっ!食べないで!明日絵手紙に描きたいので、残しておいて!」と。



「どれが一番いい?」
「そうだね、これかな。」



「ねぇねぇ、どこがいい?」
「字がいいねぇ~! うまくなったね。」

「言葉はどぉ? あなたが主役じゃなくて、主役にと、にを入れたの。どぉ?」
「そうだね。秋になって、とうとうあなたの季節になったねという感じかな。」
「そうそう、わかるでしょ!」

「わかるよ。それに、柿の色がいいね。柿右衛門の真っ赤な色だね。」
「いいでしょ。わたし最近赤色に凝っているのよ。」


肉体労働で、へとへとになって帰ってきているのに、妻の質問攻めに体力を振り絞って、応える。
これは修行に近いものがある。

一口に夫婦円満と言っても、誘導尋問のような地獄の質問攻めを笑顔で乗り越えることが必要なわけである。





みみの朝食後の習慣

みみは、朝の食事が終わると一目散に猫タワーに上る。
そして、そこから私たちの食事風景を観察する。







窓際にあるその猫タワーからは、外の様子もうかがえる。
みみが前から気になっているのは、遠くの電線にとまる小鳥たちである。






みみの視線の先にお母さんが、現れた。
「みみ、こっち、こっち向いて。いい顔してね。写真撮るよ。」





「お母さん、なんか足元に落ちているよ。動いているよ。虫じゃない?」
「え~!!やだぁ!!」





「うっそ~だよ。虫なんかいないよ。はやくデザートのカリカリを用意してよ。」







よその孫がまたまた遊びに来た

にわとりが好きなよその孫がまたまた遊びに来た。
今回で3度目である。
私の家庭菜園には、リフレッシュハウスがある。
金魚を育てたり、メダカを育てたり、にわとりまで飼っている。

50坪の土地に雨の日でも活動できるように、すべてを屋根で覆った。
中には、談話室やら作業場、金魚池、にわとり小屋がある。

休日には、家から1㎞離れたこの場所に来ている。
金魚ハウスと言っていたが、最近リフレッシュハウスと名前を変えた。

リフレッシュハウスの玄関口


ハウスの中の一番奥の左側ににわとり小屋がある。


今回、新しくにわとりの雛の専用小屋を増設した。
施工はもちろん私の相棒の専属大工さんである。
とにかく器用でなんでも作ってしまう。

冬場には、必需品の蒔きストーブ


休日には、友達が朝早くこの金魚ハウスに顔を出す。
今日は珍しく、誰も遊びに来なかった。
9時30分ごろ、よその孫が一人で遊びに来た。
彼の目的は、妻から聞いていたにわとりの雛である。
中学1年生の彼は、妻が経営している塾生である。

私は8時ごろから農作業をやっていて、一仕事が終わった頃であった。
今日の農作業は、絹さやの作付け場所のマルチとそら豆の作付け場所のマルチを完成させた。
作業内容は、苦土石灰と鶏糞を撒き、耕耘機で耕し、マルチを施すと言う内容である。


私の愛車の6,2馬力のイセキの耕耘機である。


一仕事終わった私は、お茶の時間にしていた。
そこへ彼がやってきたのである。

「コーヒーあるけど、飲みますか?」
「いただきます。」
「 ドリップで飲むブラックとスティックのカフェオーレがありますが、何にしますか?」
「カフェオールが良いです。」

コーヒーを飲みながらしばらくお話をした。

その中で、私が彼に質問をした。
「君は将来、どのような生活をしたいと考えていますか?」
一瞬、彼は質問の内容が理解できないようで、戸惑っていた。
中学1年生に質問するとしたら、普通は「将来何になりたいの?」と言う感じの質問かも知れない。

それでは面白くないので、すこし意地悪な質問をしたわけである。
すると彼は、面白い答えを出した。

「晴耕雨読の生活がしたい。」と。

彼はとても賢い生徒だと妻から聞いていたので、なるほどと思える答えだった。
私は、「その答えは、私の今の生きかたと同じだよ。」と言った。
「晴れた日には、畑仕事をして自給自足を目指しているし、雨の日はブログを書いたり、ネットでいろんなことを勉強している。」と。
そして、
「君が教えてもらっている勝子先生も同じだね。彼女は、畑には来ないけど、晴れた日には、庭でお花の手入れをしたりしている。そして、雨の日は家から一歩も出ないで、絵手紙を書いたりしている。」と。

私はもう少し、彼とお話をしていたかったが、彼は少しそわそわしだした。

「ひよこ、見ていいですか?」
「そうだね。それが見たくて来たんだものね。」




「小屋の中に入ってもいいよ。慣れるまで怖がるかもしれないけど。」

やっぱりひよこは彼を警戒して、隅っこに固まった。





彼はデジカメを持ってきたことを思い出したようで、自転車の所に取りに行った。
そして、またヒナの小屋の中に入って、撮影を始めた。






私は、先ほどのストーブに戻って、飲みかけのコーヒーを飲んでいた。
しばらくして、戻ってみると彼は親鳥の小屋の中に入って、撮影をしていた。




前回遊びに来たときは、雄鳥が彼にとびかかってきた。
今回は、扱いに慣れたようでまったく動じていないようであった。




親鳥は、二部屋に分けて飼っている。
雄鳥の居る部屋のにわとりは満1歳である。
そして、メスだけの部屋は満2歳である。

彼が言った。
「有精卵が3個と無精卵が2個産んでいる。」と。
前回来た時に、雄鳥を一羽飼っている理由と有精卵と無精卵の違いを教えてあげた。
彼は、そのことを覚えていて、話題にしたのだろう。

その生みたての有精卵の3個である。



彼はいつまでもにわとり小屋から離れようとしなかった。
にわとりがとても気に入ったようであった。

私は、彼に野菜の収穫やら柿の収穫などもさせたかったので、次の体験に誘った。

最初に柿を高枝ばさみでお土産分を収穫し、1個は試食した。
次はブドウ狩りをして、試食した。ブドウはもう終わりに近かった。
野菜は、サトイモを掘り起こしたり、大根を抜いたりした。
秋野菜がぼちぼち収穫できるようになっていた。

次に遊びに来るときは、みかんが食べごろとなる霜が降りた頃であり、その頃にはヒナも成長して姿かたちが変わっているだろうと話した。
野菜は、白菜やキャベツやブロッコリーが収穫できるよと。




11時半ごろ、私はこれから妻とデートの時間なので、お別れしましょうと彼に伝えた。
彼は、ずっと遊んでいたかったような感じがした。

今日はカインズホームに行って、にわとりの餌を買ってこないといけないし、妻は猫の餌と花用の赤玉土を買う予定であった。

彼の自転車のかごに、いっぱいの野菜と生みたての卵を持たせてあげた。

彼は、私のリフレッシュハウスに来るたびに、私の魔法にかかっていくようである。

彼の興味を引く体験の仕掛けがいっぱいの遊び場である。







10数年ぶりの再会

教員を退職して10数年ぶりに食事会に誘われた。
メンバーは、小さな中学校の用務員さんと給食配膳員さんと同じ年の同僚である。
用務員さんは今年で70歳、配膳員さんは60歳である。

昼食場所は、手賀沼のほとりにある『うなぎの鶏善』と言う知る人ぞ知る名店である。


この料理を食べたのでは無い。



こちらが実際に食べたもの。1800円
そして、前の席が元同僚。


   こちらは元用務員さん          そして、隣の席は元配膳員さん     

 


場所は柏市岩井にある将門神社のすぐ近くである。
昔、春蘭の趣味をしていた時に、すぐそばに住んでいた会長さんの家に、何度も遊びに行っていたが、その時にはまだ開店していなかった。
                       





10年ぐらい前に、柏市に吸収合併された昭南町の片田舎の手賀中学校学区の山の中にある。
その学校には9年間お世話になった。
現在では、全校で82名しかいないごく小規模学校である。




当時は、教務主任をやっていて、空き時間には配膳室の一画にあった用務員さんの休憩所に行って、タバコを吸いながらおしゃべりをしていた。
彼女は若い時は町役場の職員だったが、結婚出産と同時に退職し、二人の子どもが大きくなったので、町職であった用務員さんになった。
とても綺麗な方で物知りでもあった。
一緒に書道を習った時期もあった。
配膳員さんは、当時はパートタイマーであった。小学校で臨時の用務員をやった後、配膳員として赴任してきた。

今回の食事会は、その配膳員さんの提案でメンバーと場所が設定された。
十数年ぶりの再会だったので、話が弾んだ。
話に夢中になり、肝心の料理の味を忘れてしまった。
たしか、とてもおしかった感じがした。

お店を出ても駐車場で長い間おしゃべりをしてしまった。
また、会いたいねということで、配膳員さんがその幹事になった。

歳をとると10数年ぶりの再会なのに、昔のイメージとほとんど変わらなかった。
女性陣のしわが何本か増え、男性陣の髪の毛が何本か減ったぐらいである。



駐車場にめずらしい犬がいた。
バセットハウンドか。





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