時事通信 9月16日(水)17時7分配信
『 暴力行為などの低年齢化が鮮明になった文部科学省の問題行動調査。
各地から寄せられた回答には「小1に何度も蹴られ、教師が通院」「登校中に注意された児童が通行人に暴行」など目を疑うような事例が並んだ。低学年を中心に件数が急増しており、学校現場では対応に模索が続く。
発生件数が最も多かった大阪。府教委の担当者は「家庭環境が影響し、規範意識に乏しい子どもや自分の感情を抑えきれない子どもが増えている」と分析する。生徒指導担当の増員など中学で行っている対策が小学校にも必要かもしれないとし、「問題ある子どもに、迅速かつじっくりと対応する人の確保が重要だ」と話した。
大阪府高槻市教委は「コミュニケーションが苦手な子が問題を起こしやすい」として、友人関係の状況や学習意欲などを測る心理テストや、人を傷つけない話し方を学ぶ講座などを指導に活用している。問題行動を繰り返す児童へのサポートチーム設置なども進めており、発生件数は減少傾向にあるという。』
もう何年も前の話であるが、ベテランの女性教師ほど「受け持ちのクラスが学級崩壊になりやすい」という事例が全国でたくさん報告された。
ベテランの女性教師は、躾け教育が得意であり、小学校では多くは低学年の学級担任になっていた。
逆に新米教師は、3,4年生の小学校中学年を担当する。
なぜベテラン女教師が受け持つと学級崩壊になるのか?
小学校1年生というと、色々な幼稚園や保育園、あるいはどこにも行っていない子供が、初めて学校という集団の中で生活する。
おのずと集団生活の基本をまず最初に教えることとなる。
ベテラン教師には、そのノウハウがあり、自信を持って躾け教育をする。
「躾け」というのは、「無理矢理」という意味がある。
「教え育てる」と言う教育そのものよりも「教え込む」という一方的な行為に近い。
当然、指示命令が多くなり、厳しい言葉になるだろう。
母親から、学校にクレームが入る。
「うちの子、担任の先生が恐くて、学校に行きたくないと言っている。校長先生、学級担任を換えてください。」と。
実際には、そのような穏やかなクレームではないだろう。
「オラオラ!校長!お前のところのあのババアー、辞めさせろっつーの!うぜぇーんだよ。あのクソばばあ。どうしてくれるんだ。うちの子、登校拒否になったら。」
てな感じかも知れない。
例えばの話であるが、その学校の校長が新米のしかも女性校長であったとしたなら。次のような事が起こるかも知れない。
新米女性校長は、びっくりして自分よりも年上のベテラン女性教員を校長室に呼んで、自分の持論と理想的な教育方法を語る。
得てして、新米女性校長は、上の言うことは良く聞いて点数稼ぎがうまい者が多い。
特に外部からの評価を気にしている。また、教育委員会からの上意下達には、ぴりぴりしている。
モンスターと言われるおかしな親は、県の教育委員会や市の教育委員会にクレームを入れると、当該学校の校長は弱いと言うことを、しっかり学習している。
「音便に」という教育観でかたまった女性校長は、ベテラン教師に指導法をあらためるように促す。
今まで、素晴らしい教師だと評価され、自分も自信を持って躾け教育をしてきた者が、ガタガタと崩れる。
そうすると、もう何も指導することが出来なくなってしまう。
腕白坊主は、机の上を走り回って、机が倒れて大けがしたり、床にゲロを吐いたり、秩序の無い学級は、ぐちゃぐちゃの状態となる。
やがて、そのベテラン女性教師の精神が病んでくる。
教師にうつ病が多く発生するのは、このような原因からかも知れない。
「小1に何度も蹴られ、教師が通院」
そのようなことがあっても、決して不思議ではない。
ある共産党の顧問弁護士が言った。
「教員は、身分が保障されている。世の中には、働きたくとも働けない者がたくさんいる。こどもに一つや二つたたかれたとしてもそのぐらいは、給料の一部だ。」と。
北海道の山の中で木こりをしていた弁護士が40歳を過ぎてようやく司法試験に受かったが、就職口が無くて共産党の顧問弁護士となり、学校の教師の不祥事を専門として、国家賠償法のおこぼれで生活していた。
そんな輩がいるので、教師もうかうかとこどもを懲らしめるような行為をすることが出来ない。
足を蹴られて打撲ぐらいで済むのなら、音便に、当たり障り無く我慢して、給与を頂いた方が得策と考えている教師がいたとしても、不思議はない。