『東京・神奈川の中学入試がスタートした本日2月1日(日)午後には、この2015年首都圏中学入試で大きな注目を集めている三田国際学園を訪ねました。
前日の1月31日(土)までに、今回の入試で何と「のべ2,001名」という多くの志願者を集めた三田国際学園。前年比では1200%を超える増加率にも、“21世紀型教育”を標榜する新たな共学校に生まれ変わった同校への期待の高さが表れています。』
そして、入試結果は、中学230名ほど、高校250名ほどの入学者が確定している。
現在の全校生徒が318名なので、いきなり倍以上の生徒が入学する。
ここのところ戸板女子高校は、年々入学者が減少し、学校の存続が危なくなっていた。
2012年には、小田急線ロマンスカーに飛び込み自殺した問題で、学校が会見し 数人の生徒と弁当を食べた後のやりとりが自殺の原因になったとみていることを発表し、学校のホームページで追悼文を公開していた。
そこで、学校改革のために上記の大橋 清貫氏に白羽の矢が立った。
氏の学校改革の根底に流れるキーワードは以下の通り
改革の根底に流れているのは、考える力を鍛える「相互通行型の授業」
ICTを活用し、自ら考え、人に伝え、自ら解決していく力を磨きます!
※ICT機器の例( コンピュータ ペンタブレット プロジェクタ イメージスキャナー スクリーン 顕微鏡投影装置 電子情報ボード 各種センサー 実物投影機 インターネット
デジタルカメラ TV会議システム デジタルビデオカメラ グラフ電卓 デジタルプレーヤー プレゼンテーション用マウス )
『グローバル社会に通用する条件は「問題解決能力」と「思考力」』
『相互通行型の授業』
改革の目玉は、中高一貫の「インターナショナルコース」
英語のシャワーを浴びるイマージョン教育を導入!
『イマージョンimmersionとは「浸すこと」。
英語を学ぶのではなく、英語で学んで英語を自然に習得するのが英語イマージョン教育』
『真の英語力をマスターすれば、バークレーやUCLAなど、世界ランキングでいえば東大と同等、むしろそれ以上の大学を狙うことも夢ではありません。』
どの世界においても、真の実力者は、目に見える結果を出すことが出来る。
1ヶ月働けば、1ヶ月分の成果が出る。
結果を見れば、その人間の真価がわかる。
学校改革を任され、戸板に乗り込んだ氏は、多くの反発や批判を教員から受けたことであろう。
綺麗事を並べ、夢を語り、持論を展開する。
しかし、相手は頭の硬いカチカチの教員どもだ。
口ばっかりが達者で、こどもの教育すらまともに出来ないで、給料だけは一人前に貰っている。
『 学校は「聖域」
「学校改革」「学校再生」なんて正面からうたったら
「聖域」で食べている旧体質の中でしか生きていけない人たちに
叩かれる、潰される、この教育界という業界で生きていけなくなる
のが一般的だろう。しかし結果として
大橋先生は叩かれても、潰されはしなかったし
広尾学園の中だけは足らず
もっと学校改革を促進しようと
21世紀型教育を実現するシンクタンクを立ち上げてしまった。
私はたまたま話をする機会があり
大橋先生にどうしても一度聴いたことがあり聴いた。
「叩かれても、叩かれても
精神的に潰れないのはどうしてですか。
秘策があるですか」
不躾な私・・・すると先生は
「基本、外部の声は批判は耳に入れませんし私には入りません。
が、内部の声という保護者の親の声は真摯に聴き
改善した方が生徒にとって善いことで改善できることは即実行
して深化し続けていて忙しいので
気にしている暇はありません。
それに、広尾学園という学校は
外部のノイズが止まった時が
改革が止まり安定期に入る時だと思うので
進化目指して改革し続けている限り
外部の声は「興味・関心」の指標と捉えている
大橋先生は、外見は町内会の優しい普通のおじさんという印象。
「俺様」的な発言や言葉じりでなく
腰低すぎるタイプなので
「カリスマ性」や「オーラ」は感じない。』
『21世紀社会のキーワードである「グローバル」「デジタル」「イノベーディブ」。
この時代を生き抜くのに必要な能力を身につけることを「21世紀型教育」と定義します。
20世紀の工業社会が礼賛した「既知の事実を記憶し」「それを正確に再現する」ための教育では、知識社会を生き抜くことはできません。
自ら学び、自らの考えを元に、世界中の異なる文化を持つ人々と力を合わせ、創造的な研究/仕事をすることが必要です。
その準備が「21世紀型教育」です。
21世紀教育では、「情報の海の中から本当に価値ある情報を見極め、学ぶ力」
「英語及び母国語で自分の考えを構築する力」
「個性を見極め、自らの能力が発揮できる場を見つける力」
「プレゼンテーション力」
「 コミュニケーション力」
を身につけることを主軸にします。
新時代教育研究所は21世紀型教育を実現するシンクタンクとして
調査・研究を中心に事業を展開しています』
学校改革の第1弾で、中高生徒318名になってしまった学校が、今春に480名の中高生が入学する。しかも女子校ではなく、男女共学校での新たなスタートである。