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のじさん

Author:のじさん
200坪の菜園に100種類の野菜を育てる。畑の一画に秘密基地を作ってにわとりや金魚、メダカを育てている。冬には薪ストーブを燃やして暖を取り、コーヒーを飲む。都会に近い所で田舎風の暮らしを求めて、定年後の余暇時間を楽しんでいる。そんなライフスタイルの情報を発信していきます。

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家庭菜園 4月末の様子

タマネギの様子
二家族分のタマネギである。
今年も順調に、育っている。
 
友だちは、苗を買って移植した。
私は、種を蒔いて、苗を作り、そして移植した。
大きさは、友だちの方がやや太く大きいが、差はそれほどでもない。
 
ここから、徐々にタマネギが膨らんでくる。
 

 
 
 
こちらは、絹さやとスナップエンドウである。
手前は絹さやであるが、比較的元気に育っている。
 
しかしながら、奥の方はスナップエンドウであるが、元気がない。
ほぼ同時に種を蒔いたが、原因がわからない。
一つ考えられるのは、連作障害ではないかということである。
 
昨年も同じ場所に作付けしている。
 
 

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ある校長先生の話

昔、力のある校長がいた。
 
あるとき、グランドの真ん中に一人の生徒が立っているの気づいた。
不思議に思った校長は、職員室にいた教務主任に、なぜ立っているのか聞いてくるように命じた。
 
教務主任は、グランドに走っていって、その生徒に理由を聞いた。
「ボクは、お掃除の時間にさぼっていたので、先生に叱られて、罰として、掃除が終わるまでグランドの真ん中で立っていなさいと言われました。」
 
見せしめの罰だったようだ。
そのようなことは、昔は良くあることであった。
 
教務主任もなんの疑問も持たず、そのことを校長先生に報告した。
校長は、教務主任に言った。
「あんた達は、不思議な教育をしているね。」と。
 
教務主任は、その意味がわからなかった。
 
校長は続けた。
「お掃除をさぼった生徒の教育とは、普通は、どうしたらお掃除をちゃんとやるようになるのか、指導することではないのか?」と。
 
「そうです。」と教務主任は答えた。
 
「ならば、その生徒の担任の指導は、おかしいじゃないか。掃除が終わるまで、掃除をしないでグランドにただ立っているだけでいいことになる。掃除をさぼった生徒に、掃除をやらないで良いと言っているようなものだ。」と。
 
言われてみれば、その通りだ。
 
校長は、指導した担任を呼んでくるように、その教務主任に命じた。
しばらくして、担任が校長の前に現れた。
 
「ばか者。グランドに立つべきは、お前の方だ!」と、校長は怒った。
 
その校長の名前は、荒木久夫氏である。
昨年にガンで亡くなった。
彼は、故加瀬完 - Wikipediaが、彼のような素晴らしい教員は、この管内にはいないだろうと評価した校長である。
 
 
登場した教務主任も担任もやがて立派な校長になって、退職した。
 
 
私が荒木氏と直接話をしたのは、彼を慕っていた教頭が、私の学校に赴任してきた時である。
当時、私は、教務主任だった。
その教頭は、前の学校で、二人の校長にいじめ抜かれて、精神的に参ってしまって、半年ぐらい病休を取ってしまい、校長試験には受かっていたが、ワンチャンスで、私のいる学校に赴任してきたのであった。
 
5月の中頃だったか、教頭の様子がおかしいことに気づいた。
校長は新米校長であった。
逆転人事であったので、校長はその教頭にずいぶんと気を遣っていた。
 
私は、教頭の病気が再発したのではと思い、彼が尊敬していた荒木氏に、直接電話をかけた。
 
「教頭先生が、少しおかしいのです。先生、ぜひ近いうちに、私の学校に遊びに来ていただけませんか?」と。
 
彼は色々と教頭のいきさつを、私に話してくれ、どんなことがおかしいのかと聞いたので、私は、一つの例を話した。
 
「突然に、教頭先生が、朝の職員打ち合わせで、本日から生徒の職員室の出入りを禁止すると言ったのです。そして、先生に用事がある時は、職員室の外に先生を呼び出して、外で用を済ますようにしてください。」と言う具合です。と話した。
 
すると、荒木氏は、その考えは、おかしいとは思わないと言った。
私は、その意味がわからなかったので、教えてほしいとお願いした。
 
すると以下のように話してくれた。
 
「職員室では、先生方は、お茶を飲んだり、お菓子を食べたり、時には弁当ではなく、店屋物を頼んで暖かいラーメンなどを食べたりする。
 
私は、教育者たるもの、生徒の教育は率先垂範するのが理想だと思う。
生徒が学校でお茶を飲んだり、おやつを食べたりすることを禁じている。また、生徒は親の作った冷えた弁当を食べている。
ならば、教師も生徒と同じように、お茶も飲まず、店屋物も食べてはいけないだろう。
しかし、そのようなことの出来る先生は、何人いるだろうか?
 
私自身もそのように率先垂範できる教師ではない。
そこで、私は、職員室は、先生方の休憩所でもあり、生徒に聞かせたくない話も出来るし、第一、教師の格好の悪い姿を見せないで済む。
そのような考えで、私は職員室の生徒の出入りをさせなかった。
そのことを教頭先生は、理解して実践したのだろう。」と。
 
 
 
 
それから、1週間が過ぎて、荒木氏は、私の頼み事を聞き入れてくれ、教頭先生に会いに来てくれた。
教頭先生は、喜んで元気が出たように思えた。
 
しかし、秋に病気が再発し、病休をとってしまった。
そして、次の年に、彼は将来を悲観して、家の鴨居からひもを垂らして首つり自殺をしてしまった。
 
後に聞いた話だが、荒木氏は、その教頭先生を虐めた二人の校長を、葬式の日にみんながいる前で、厳しく怒ったという。
 
 
今日は久しぶりに、退職した校長が、私の金魚ハウスに遊びに来て、ストーブを囲みながら懐かしい話に時が経つのを忘れて話し込んでしまった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

友遠方より来る 藤棚を見る

先日のヨーロッパ旅行で知り合った友だちが訪ねてきた。
旦那様は私と同じ年齢。
元気なうちに、行きたいところを、旅行することにしたと言う。
 
この後は、礼文島の観光に行き、そして、次は韓国までの10日間のクルージングの旅を計画しているという。
 
4月はじめのヨーロッパ旅行の後に久米島の観光を楽しんできたと写真を見せてもらった。
 
 
住んでいるところは、茨城県の境町。
カーナビを頼りに、ぴたりと私の自宅前に着いた。
 
「家は花壇の花を見て、すぐわかったよ。ブログの画像より、綺麗ね。」
 

 
 
 
しばし、ヨーロッパ旅行のアルバムを見て、楽しかった8日間の旅を思い出した。
妻の旅のもう一つの楽しみは、旅で撮影した500枚もの写真を、アルバムにすることだ。
 
塾のこども達に、アルバムを見せてあげると、目を輝かして見る。
そして、興味のあることを聞いてくる。
 
昔、妻が中学時代に「兼高かおるの世界の旅」を見て、外国旅行にあこがれたように、こども達も興味を示すようだ。
 

 
 
近くにある手賀沼の近くに藤棚がある。毎年この時期になると、観に行く。
7分咲きのようであるが、十分に楽しめる。
 
 

 
 

 
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彼女はとても面白い。
 
私のブログの中から、この藤棚の記事を見つけて、「4月30日に観に行くよ。」と電話があった。「ついでに家にも遊びに行くから」と言うことだった。
 
妻からその話を聞いて、4連休だったところを、5連休に延ばした。
 
そして、昨日は、のんびり金魚ハウスで遊んでいた。
妻から電話があり、「今、彼女たちが向かっている。16号を走っていて、あと30分ぐらいで着くよ。」と言うことだ。
 
予定の日は、雨が降りそうなので、計画を変更したそうだ。
 
8日間の予行中も、彼女の行動力と決断の早さには、とても感心した。
旦那様が、いつでも彼女を自由に、のびのびと行動できるように、見守っているようだ。
 
まるで、大きな牧場に子鹿が一頭、自由にはね回っているように。
 
 
 


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近くには、水の館がある。また、反対側にはとりの博物館、山科研究所があり、ちょっとした観光名所である。
 

 
鳥の博物館
 

 
山科研究所
 

 
 
そして、道の駅しょうなんに立ち寄って、再会を約束して別れた。
 

 

ハマナス

 
『ハマナス(浜茄子、浜梨、玫瑰、学名:Rosa rugosa)は、バラ科バラ属の落葉低木。夏に赤い花(まれに白花)を咲かせる。根は染料などに、花はお茶などに、果実はローズヒップとして食用になる。皇太子徳仁親王妃雅子殿下のお印でもある。晩夏の季語。』
 

 
 
家の隣の駐車場に咲いている。
隣に住む旦那さんが植えたものだ。
彼の趣味は、自然の花のようだ。
 

 
 
 
 
こちらのバラは、私のところから移植したものを育てたものだ。
白の一重の野バラである。
ほとんど野生種に近い。
シンプルな美しさだ。
 
 

 
 
 
このバラは成長が早く、数年で大木のように成長する。
野生のたくましさがある。
とげが鋭いので、私の家では、庭が狭いので、小さく鉢植えにして鑑賞している。
 
隣はフェンスから屋根の上まで伸びて、屋根全体を覆い尽くしている。
母屋の二階ベランダからバラの絨毯を鑑賞するようだ。
 
 

 
 
 
一方、我が家の畑の牡丹が何種類か咲いている。
 

 
 
 

 
 

 
 
 
 
そして、秋が楽しみな「紅葉する箱庭」の木々の緑は順調に育っている。
 

サクラソウ 今年の導入個体

銘品 南京小町(なんきんこまち) 
 
特徴は、花びらの回りに白の覆輪が回っているものである。個体が増えてたくさん咲いた時に、覆輪の柄が威力を発揮するだろう。
覆輪の柄の銘品は、他にもあったが、この個体は、花が小さく5枚の花びらが離れていて、とても可愛らしく見えた。
 
 

 
 
もちろん、育てるのは妻の趣味であるが、購入代金は、私が支払う。
妻にとっては、サクラソウの普通種がたくさんあるのに、少しだけ変わっているからとお金を出してまでほしいと思わないらしい。
 
どんなに、この花の個体の素晴らしさを説明しても、
「ふーん、そうなの。綺麗ね。」と言う具合に聞き流す。
 
本心は、私に買わせる演技かも知れない。
 
 

 
 
先日購入した個体は、この花とは、対照的な柄の銘品であった。白の覆輪の幅が広い。というより、白い花の中心の色が濃くなっている個体だ。
春蘭の世界では、「大覆輪」などと表現する。
 
銘品 吹上桜(ふきあげざくら)
 
 

年をとることのさびしさ

趣味の畑に行った。
 
畑の一画に小さな小屋を建てて、いろりを作り、そこでお茶を沸かしたり、昼にはインスタントラーメンを作ったりして楽しんでいるお年寄りがいる。
 

 
 

 
 
ここしばらく会っていなかった。
私が畑に行くのは、土日や休日の午前中である。
彼は、11時頃畑にやってきて、2時頃には帰ってしまう。
 
今日は、午後から畑に行ったので、久しぶりに会いに行った。
私の畑のある場所から50mぐらいの距離だ。
 
私が歩いて行き、少し離れたところから「こんにちは~!」と声をかけた。
 
少し様子が変だ。
彼の声が小さくて良く聞こえない。
良く育ったジャガイモを1本仕立てにする作業をしていた。
 
近づいて、あらためて挨拶をした。
「お久しぶりですね。ご無沙汰しました。お元気ですか?」
すると彼は、立ち上がって腰を伸ばして、「こんにちは。今日は休みですか?」と挨拶を返してくれた。
 
しかし、なんかおかしい。
話し方が変だ。
なにかろれつが回っていない感じだ。
 
「今、お茶を沸かすので、どうぞ、どうぞ」と、いろりのある小屋に案内された。
お話しするのは、昨年の秋以来なので、約半年ぶりだ。
 
彼自身もろれつが回っていない状態を認識しているようで、しきりに気にしているようだ。
 
「大丈夫ですよ、言葉は良く聞き取れますから、そんなに気にすることでもないですよ。」と、言ってあげた。
 
いろりでお湯が沸くまで、しばらくお話しをすることにした。
 
3ヶ月前頃、自転車で畑にやってくる時に、くぼみに車輪を取られて、自転車ごと倒れてしまったという。
そして、自転車の下敷きになって、しばらく動けないでいたら、近くの人が飛んできて、起こしてくれたそうである。
 
その頃から、話した時に上手くろれつが回らないことに気づいたようだ。
奥さんにも話したところ、医者に行って検査してもらった方が良いと言うことになり、脳梗塞を疑って、検査してもらったらしい。
 
結果は、異常が見られなかったと言うことだった。
しかし、最近では、すぐ疲れてしまうとのことだ。
 
そう言えば、3年前の夏の暑い日に、小屋に会いに行った時に、小屋の日陰で横になっていた。
近づいて、話しかけると、めまいがして動けなくなったと言っていた。
2時間ぐらい横になって休んでから、家に帰るので心配ないと言った。
 
その頃から、体力が少しずつ落ちてきたように感じた。
彼の年齢は、今年で82才である。
 
自転車が子供用の小さなものになっていたので、聞いたところ、息子さんが、普通の自転車は重いし、倒れやすいので、子供用の小さなものにしなさいと孫が乗らなくなったものを持ってきてくれたらしい。
 
明らかに体力の衰えが感じられる。
言葉のろれつが乱れるのは、なれれば、そんなに気にならない。
しかし、動きがおぼつかない。
足腰の筋力がそうとう衰えはじめた感じだった。
 
とにかく、これからの人生は、体力勝負なので、ころばないようにして、なおかつ歩いて、畑仕事を楽しく続けてほしいと思った。
 
あまり長居することも出来ないので、お茶をごちそうになって、お別れした。
 
 
 
 
 
 
 

みみ元気 連休中

連休はのんびりと過ごしている。
 
畑から帰ると、みみが散歩をしていた。
 
久しぶりにみみをモデルに写真を撮った。
 
 

 
 
みみちゃん、いい顔みせてよ!
 

 
 
 
 
みみちゃん!なに探しているの?
 

 
 
「みみ!みみ!」  みみのお母さんが呼んでいる。
 

 
 
 
 
「みみちゃん!お家に帰るよ!! みみ!!おいで!」
 

 
野バラが綺麗に咲いている。
 
 

 
 

ネットカフェ難民の大半が20代ワーキングプア

 
『このように20代のネットカフェ難民になってしまうと非常に悲惨で八方塞の状況になります。
しかもその立場の弱さに付け込んで搾取する悪質業者までのさばっている始末。
しかし世間の見る目は冷たく政府も動かない。
ネットカフェ難民には助けが無いのです。
結局のところ自分でなんとかしなければいけません
今の時代は困っている人がいると見下して、お金だけを徹底的に搾取する。
 
それが日本の格差社会であることを認識しましょう。』
 
と、まとめている。
 
 
昨晩、NHKの番組を見た。
 
『21:00-21:50 NHK総合 NHKスペシャル「女性たちの叫び~新たな貧困 階層化社会の衝撃~」。
 
今、働く世代の単身女性の3分の1が年収114万円の暮らしを強いられている。
 
その中で特に深刻化しているとされるのが15-34歳の若年女性の貧困である。
 
家族を養うために朝5時から働く19歳の女性。家賃が支払えず、ネットカフェで暮らす母娘。
 
取材を進めると、親の世代の貧困が、若年女性へと連鎖していることが明らかになってきた。
 
最前線のルポから社会を襲う「新たな貧困」を見つめていく。』
 
 
 
「貧困の連鎖」が起こっていると言う。
女性が結婚して、子供が生まれる。
そして、離婚する。
 
女性が子供を引き取り、働きながら子育てをする。
働き口はパートタイマーが関の山。
一日中働いても10万円ぐらいしか稼げない。
子供が15才ぐらいになると高校進学を諦めて、母親を助けるためにパートの仕事をする。
二人で稼いでもアパートに住むことは難しい。
やがて、ネットカフェに流れ着いて、その日暮らしが始まる。
中学出の娘は、将来の夢も自信もなにもない。
貧困が連鎖していく瞬間だ。
 
 
北野武の母「さき」の言葉が思い出される。
 
『貧乏だから子供を学校にやれない、学校にやれないから子供には学問が身につかない、学問が身につかないといい仕事にありつけない。いい仕事にありつけないといつまで経っても貧乏だ。貧乏だから……」
小学校しか出ていない「さき」の哲学だ。
 
 
このような貧困の連鎖を、どのように解決せよと言うのか。
金持ちからお金を分捕って、貧乏人にばらまけと言うのか。
 
世界の平均年収は15万円だと言う面白い計算式がある。
 
このサイトで計算すると年収100万円は、『You’re in the top 17.54%richest people in the world by income.』とある。
「あなたの年収は、世界で見ると上位17.54%だ。」と言う意味だろう。
 
世界水準で考えれば、年収100万円とは、上位17%のお金持ちの部類になる。
 
 
 
気持ちさえあれば、ネットカフェなんかでくすぶっていないで、食べられるところへ行くことが出来るだろう。
 
例えば、住みつけば補助金を出してくれる離島や老人ばかりの山村の過疎地域へ行って、ただで家を借り、広大な畑をただで借りて耕し、自給自足をやりながら、村の老人介護を仕事とすれば喜ばれるだろう。
 
 
私の住んでいるとなりの地区は、農業地域である。
本家は、土地があり、アパートを建てたり、じじばばに農業を任せ、自分たちはサラリーマンで、現金収入があり、豊かに暮らしている。
しかしながら、分家はそうはいかない。
住む土地だけが分け与えられ、田畑は借り物だ。
分家の長男は、親の面倒を見ながら少しばかりの田畑を耕し、自給自足をしている。そのため嫁の来てがない。
そのようなところに母娘で転がり込めばいい。
なんなら私の教え子がいるので、紹介しても良い。
 
 
国が何とかしてくれるだろうなんて、考えは捨てた方が良い。
生き延びることを考えれば、方法は無限にある。
 
屋久島に一人住む男は、年収が20万円だ。
穴倉のような住まいの土を焼いて焼き物を作って、時々訪れる好き者が、落としてくれるお金が20万円だ。
 

 
 
都会からどうしても離れたくないなら、新宿でホームレスになれ。
母子で暮らせば、何とかなる。
段ボールの家も上手く作れば、足を伸ばせる。
身の安全は、ホームレスの男達に守ってもらえばいい。
コミュニケーション能力を身につければ、田舎の山村で暮らすよりは、楽だろう。
 
 
 
人間、その気になれば、生きていけるものだ。
夢なんか持たなくとも良い。
その日その日を、楽しく暮らせばそれで良い。
野の花のように、野生の動物のように、人間だって暮らせるはずだ。
 
私がその立場になったら、そのようにするだろう。
 
 
 
 
 
 

地方公務員 時給単価

この春、校長職だった後輩が、県職にご栄転した。
 
一般に栄転すれば、年収が上がる。
しかし、不思議なことに地方公務員の教員は、栄転することで年収が下がる場合がある。
 
地方公務員の給与は、市町村から半分、県から半分頂いている。
校長は市町村の職員であるから市町村の条例に基づいて給与が決まる。
 
市町村の職員から県職に移動すると、上位機関なので「栄転」となる。
そして、市町村に戻る時は「現場に下りる」と表現する。
 
県職の公務員と教員とでは、給与体系が違う。
校長職は、一般の教員より17%の管理職手当が付く。
一方、県職に栄転しても、職階級は管理職でも手当が違う。
 
ご栄転したのに、浮かない顔をしているので、どうしたのか聞いてみたら、年収が下がったとのことだ。
 
どんな仕事をしているのかというと、朝の7時から夜の8時頃まで、仕事をしても追いつかないと言う。
そして、土日も職場に出勤していくと行っていた。
ひどいことに、なまじ管理職なので、残業手当も休日出勤手当も出ない。
 
彼の給与から時給を出してみた。
 
1日に13時間を365日働いたとしての計算である。
年収が最大で900万円と仮定しよう。
月給に換算すれば75万円だ。
 
75万円÷30日÷13時間=1920円
 
これは、大学生の進学塾のアルバイトの時給に等しい。
 
昔は、校長で退職した者のうち、県職である教育事務所で働いた者は、優先的に「教育功労賞」を頂いた。
その時に、給与の号俸が一階級特進した。
そのことで退職金が上乗せされた。
しかし、現在では、公務員の給与を下げろとの世論から、教育功労賞は、賞状と記念品のみとなった。
 
県職を3年やれば、車一台分の減給に等しいと言われた。
現場の教員が県の機関に移るのは、栄転であり、名誉なことである。
しかし、日本の場合には、名誉を手に入れると、富が逃げていくことになる。
 
後輩には、「自分は立派な人間である」との名誉に生きよ、と励ましてやった。
 
私は、53才で自己都合で退職してしまって、今では、時給920円の作業員である。
 
私は、今の仕事を楽しんでいるので、仕事の好きな彼には、365日働けて、ちょうど良い職場である。
 
 
 
 

与沢翼氏、ブログで破産を報告

 

『2014年4月26日、実業家であり、同時に株式会社フリーエージェントスタイルの代表取締役会長・与沢翼さんが、自身のfacebookにて「資金が完全にショートしました」と報告。つまり破産状態であることを世間に対して伝えた。
 
「誠に愚かすぎて、弁明の余地もない状況です」、「これからはただの何もない与沢翼として発言していきます」、「もう金への執着はありません。散財をすることもありえません。生きてるだけで幸せです」とも書き込みしている。
 
 
彼に対してファンや仲間から、次の様なコメントが書き込みされている。
 
与沢さんの著書は僕の宝物です!ゆっくり休んで下さいね!
私も何度となく地獄を垣間見ました。一休みして頑張りましょう!
与沢さんなら、また復活出来ますよ!再起に期待!
与沢さん、あなたなら、また這い上がってきますよ、絶対に!
すごい勇気のある投稿ですね^ ^ありがとうございます!
人生を尊重させられます。凄まじいです。お疲れ様です。
危うさは感じていましたが、魅力的な動画をいろいろ見せていただきました。
これだけコメントがあって批判が一つもなく励ましのお言葉が多いのは与沢さんの人柄でしょうね。 必ず再起できますよ
ここからの巻き返し、がっつり拝見させていただくとともに、全力で応援させてください♪
与沢くんならすぐ稼げるから大丈夫(笑)
ピンチはチャンスです!』
 
 
 
 
与沢氏の稼ぎ方が不思議でならなかった。
堀江氏も以前、限りなくグレーに近い商法とか言っていた。
 
カリスマ性を全面に出し、お金の儲け方を伝授する講義やソフトを売り込んで、儲けるような商法だったような。
 
 
昔、ある情報屋に株の情報に月に2万円ぐらい払ったことがある。
1ヶ月のお試し期間を、試しにやってみた。
内容は、9時20分頃、デイトレ銘柄で急激に株価を上げている株の情報を2,3銘柄、メールで配信するサービスだった。
 
今じゃ、どこの証券会社のトレードソフトでも「値上がり率ランキング」で、検索できる。
あるいは私がやっていた当時でも、あったのかも知れない。
 
動きが速すぎて、まったくトレードできない銘柄ばっかりだった。
 
「トレードは2,3分、長くても15分ぐらいで手仕舞ってください。」とあった。
 
一回100万円ぐらいのトレードで、うまく行くと5万円ぐらい稼げ、失敗すると大変なことになる額だ。4000円から6000円の株価で、200株から300株買って、100円上がれば2,3万円の利益がでる。しかし、200円下がるのに10分もかからないことがある。5,6万円が一瞬に消える。
 
以下のブログの女史のトレードに近いやり方だ。
 
月に2万円の情報量で、週に10万円稼いで一ヶ月40万円稼げると言ううたい文句だ。
 
1万人の会員がいれば、月に200万円の情報量を稼げる。
 
まだ、トレードソフトが普及していない時代なら、プログラムを組む専門家にソフトを作ってもらって、情報を配信すれば、リスクを伴わないで、高給取りになれれる。
 
 
昔、情報がお金になると考えて、大成功したのがリクルートの故江副社長だった。
ライブドアのホリエモンも同様に情報を金に換えた。
 
村上ファンドは、人の金を集めてインサイダー取引で儲けた。
 
アフリエイト商法って、インターネットで広告を宣伝する商売だ。
スポンサーのサイトへ顧客を連れ込む労力でお金をもらう。
例えば自分のブログやHPにスポンサー広告を貼り付けて、ワンクリックいくらの契約をするのもその方法だ。
 
一番多いのがエロサイトを作って、アクセス数を増やすが手っ取り早い。
しかし、巷にはこの手のサイトは、腐るほどある。
 
HPを作った時に、アクセス数や画像掲示板などのプログラムを作って無料で配布しているHPにお世話になった。
サラリーマンのケントさんだったが、CGIプログラムを独学で学んで、たくさんのHPのプログラムを作成して、無料で貸し出していた。
彼のHPのアクセス数は、一日に何万人とカウントされていた。
現在では、総数が3億人に近づいている。
こちらは、健全なアフリエイトと言えるだろう。
今では、会社を立ち上げている。
 
 
 
アフリエイトの多くは、マルチ商法のような危ない臭いのするものが多い。
 
金儲けの方法は、逆に金をむしり取られることの方が遙かに多いものだ。
 
 
 以下は、与沢翼氏のフェイスブックの一部転載
『2月末日、提携していた取引先のクレジットカード会社から倒産の通知(債務整理の受任通知)が届き、サーバー代すらも払えないと通達され、以後、2月、3月、4月以降と予定されていた全てのカード売上債権がこちらに入ってこないことが確定しました。

また、弊社グループの役員に、自分も投資をしているからということで紹介された月利5~10%という海外FXに、香港にまで行って1月上旬に投資をしたところ、1月末ごろには利益が出るどころか1か月で元本の90%を失ったと言われ、多大な損害を出してしまいました。

これらによって2月末日、国税に対し最後の約束が履行できないことが確定となり、以後、黒崎ビル本社、私の住宅等に差し押さえがかかりました。

この時点で、現状の規模を維持して、事業を継続することは不可能と判断しました。

ただし、投資の詐欺的行為にあったことやカード会社倒産が直接的な経営状態の急降下の原因ではあったものの、所詮それはきっかけにしかすぎず、自分のビジネスモデルやメディアでの演出のための支出、迫り来る、無限ループに思える税金に、精神的にも物理的にも限界に達していました。

お金持ちを演じることを期待されているのに、もはやお金がない。

この状況は、心底きつかったです。

【全て私が悪いです】

メディアで発言する自分の言葉に自分が洗脳を受けていき、周りを取り巻く女性たちに逃げ、全てから一時的にでも解放されたいがために飲むアルコール。

この1か月間も日夜、突き抜けきってしまおうと思って行動しては迷いを生じの繰り返し、行動原理を失っていき、とうとう限界に達しました。

今までの行動エネルギーではもう動けないことを確信しました。

酒と見栄と女に狂った典型的なアホ経営者です。

全て私が悪いです。

経営者の反面教師の鏡だと思います。』

 
 

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