美川憲一の「凄まじい」給料判明

『一方的な独立で経済損失を受け名誉も傷つけられたとして、歌手の美川憲一(67)が前所属事務所から訴えられた裁判が、今月25日から東京地裁で始まる。
法廷闘争までに発展した泥沼事務所騒動からは、芸能界のスゴ過ぎる懐事情も浮かび上がる。
「金鳥の『タンスにゴン』の出演CMがヒットして、カムバックしたのが1990年。
それ以降、ヒット曲もないのに19年連続でNHK紅白歌合戦に出られたのは、事務所のスタッフの努力があったからこそ。
独立するのはいいが、これまで会社が負担した金は返してもらいたい」
秋元那男社長(70)は、24年間にわたって美川の芸能活動を支えてきたが、2010年ごろから関係がギクシャクしたという。
きっかけは、連続出場記録が途絶えた同年の紅白落選だった。
「美川から『落選したのは社長のせいだ』と厳しく叱責された。前年も、スタッフで懸命に営業活動をしてギリギリの当選だったのに…。
この一言で『なぜそこまで言われなくちゃならないのか』と距離を置くようになった」(秋元氏)
秋元氏によれば、美川の営業のギャラは1本400万-500万円。
絶頂期は月10本程度の営業の仕事があったが、10年ごろからは半分以下に落ち込んできたという。
営業の仕事は、諸経費を除いて6-7割が美川の取り分。
営業分以外のCMやテレビ出演の仕事は現金払いが原則で、スタッフが毎月、美川の自宅に運んでいた。
そのほか、韓国やラスベガスなどでの海外営業は本人が全額受け取り、事務所には一銭も入ってこない。
こうしたギャラは現地のカジノで使ったと聞いている」(同)
前事務所が作成した過去10年分の美川への支払い表を見ると、最高は04年の3億2593万円。
10年は1億6641万円、11年は1億3824万円。
減ったとはいえ、美川が受け取る金額はものスゴイ。
前事務所の経理担当者は「美川からの要請で現金払いが多かった」と語り、12年の「現金」の欄は、「××××CM 1000万円」や「カラオケ制作 360万円」(※カラオケ演奏での営業との意味)というのもある。
秋元氏側が裁判で、美川と個人事務所に請求した総額は2億1125万円。
違約金1億3554万円に加え、衣装代、ロールス・ロイス修理費なども含まれ、美川が持ち出した衣装や楽譜の使用禁止も求めている。
夕刊フジでは美川側に取材を申し込んだが、期日までに回答は得られなかった。自らのお家騒動には“完黙”を貫いている芸能界のご意見番。泥沼化のイメージダウンは避けられない。』
「金の切れ目が縁の切れ目」とは、どこの世界でも同じことなのだろう。
67歳の美川さんと70歳の秋元社長。
24年間にもわたって、苦楽をともにしてきた同士じゃないか。
売れなくなった時こそ、互いに励まし合って、支え合うのが人の道。
このようなイメージでは、ますます人の心は離れてしまう。
お 釈迦 ( しゃか ) さまの目を通して,人間の 利己主義 ( りこしゅぎ ) の悲しさをえがいている。』
なんか、美川さんの境遇に重なるな。
せっかくチャンスをものにしたのに、自分だけ良い思いをしようと、70歳にもなる恩人を蹴落としてしまった。
そして、蹴落とされたお爺さんは、蹴落とした美川さんの足につかまり、結局のところ、二人で、地獄の血の海に落っこちていく。
私は、お釈迦様のような優しい気持ちで、二人の争いを見て、悲しい涙を流したとさ。