≪苦土石灰の成分や良い効果5つ≫
「苦土」はマグネシウム、「石灰」はカルシウムのことを指す。
①酸性になった土を中性にする。酸性の土壌は、植物の生育に必要な「リン酸」や「ミネラル」を、植物が吸収できない形に変換されてしまうため、生育に影響が出たり、花や実をつけることができなくなったり、葉っぱが黄色く変色し、光合成がきっちりと行えないなど、様々な障害が出る場合がある。
②カルシウムの補給この苦土石灰で土壌の調整を行うことで、カルシウムを多く含んだ土壌を作ることができる。
すなわちカルシウムを豊富に含んだ野菜を作ることができ、根がしっかりと育ち、病害虫にも抵抗する力が強くなるので、元気に大きく育ちやすくなる。
③苦土石灰で土壌の調整を行うことで、マグネシウムも多く含んだ土壌を作ることができる。
マグネシウムは、植物にとって欠かせない葉緑体を構成している成分。
植物の生育時にマグネシウムが足りないと、葉緑体をしっかり作ることができなくなり、見た目としては、葉が黄色く変色していく。
植物は葉緑体を使って光合成を行うので、マグネシウムが足りないときちんと成長できなくなってしまう。
④家庭菜園向けの穏やかな効果家庭菜園向けの穏やかな効果が得られることです。
⑤天然由来で土作りに安心して使える苦土石灰は、天然の成分、安心して使える。
しかも、安価で手に入れやすいところも嬉しい。
≪草木灰の効用≫
草木灰とは、草や木を燃焼させた後の灰である。
カリウム(草木灰には炭酸カリウムが多く含まれる。)と石灰分を含む肥料になる。
水溶性のカリウムが多く即効性がある。
肥料成分は灰にした植物により異なり、木灰ではカリウム7%、石灰分20%程度、ワラ灰ではカリ6%、石灰分2%程度である。落葉、枯草、ワラなどを燃焼させれば自給できるが市販品もある。
加里(カリ・カリウム)は主に作物の根や球根を肥らせ、根菜類を育てる際には決して欠かせない肥料のひとつ。
カリウムが欠乏してくると、葉のフチから徐々に色が抜けるような枯れ方をするのが特徴。
また、加里はマグネシウムと拮抗作用があるため過剰に施肥するとマグネシウム欠乏を引き起こす原因となるので欠乏することより過剰に与えないように注意。