タマネギの第3回目の追肥を行った。
化成肥料(14-14-14)、バッドグアノ、アズミンの3種混合を与えた。
撒き終わった後に、もみ殻を撒いた。先日マルチが浮いてしまったので、土を掛けたため土が跳ねてタマネギにかかって、病気に罹らないように考えた。後は雨で化成肥料が流れ出ないように考えた。ベトビョウ等は、泥はねによって土壌中の病原菌がつくという話を聞いたことがある。
画像は、晩生種の平安球型黄玉葱である。
かなりしっかりしてきた感じがする。
今年は、3月にも最後の追肥を予定している。
こちらの畑は、昨年度余った苗でタマネギを作ったが、ゴルフボール大のタマネギとなった。土壌に肥料分が全くなく、元肥無しで育てたが、活着も悪く3回の追肥も聞いた様子が無かった。土壌が肥料分を吸収する団粒構造になっていなかったのだろうと思う。
今年は、元肥に鶏糞を畝に1袋ずつ入れた。
落ち葉や堆肥は、間に合わなかった。それで、堆肥の代わりになる『アズミン』を第2回目の追肥から1㎏ぐらい投入している。アズミンを入れることにより、タマネギの粘りが良くなると考えてのことである。
と同時に『バッドグアノ』も一緒に投入した。
玉葱を大きく育てるために、リン酸分の吸収が良いバッドグアノである。
下の画像は、早生種の「泉州玉葱」である。
早生種は、生長が早い。
上の画像の晩生種よりも、若干太く大きく育っているように感じる。昨年度は、4月の頃にずいぶん太くなってしまって、トウ立ちするのではないかと気をもんだ。
下に表題のトウ立ちする原因についての記事を見つけたので、転載した。
『タマネギの定植時の太さが鉛筆大が良い』という人がいたので、不思議に思っていた。
私の畑で、その太さのタマネギ苗を定植したら、100%トウ立ちしまうと思っていた。
藤田智教授の説であることが分かった。
よく読んでみると、『10㎜未満で冬を越す』というのが絶対条件である。
それを守った上で、鉛筆の太さ(7~8㎜)での定植が良いということのようだ。
『地域ごとの適期に植えつければ』と云う、不思議な条件である。
タマネギの生長が止まる極寒の季節に、定植すれば9㎜でも、いいかもしれない。
しかし、そんなに寒かったら活着せず、寒風に吹きさらされて枯れてしまうかもしれない。
タマネギの栽培が難しいと云われるのは、出来るだけ『太い状態』で定植し、冬場に『10㎜』を越えない太さで通過させるという命題を克服させなければならないからだ。
私の場合のタマネギ栽培は、出来るだけ『細い状態』で定植し、元肥や追肥で『9㎜の太さ』を目指して春を迎える方法と云うことになる。
その『細い状態』が、限りなく『鉛筆の太さ』に近づいた時に、大きくてしっかりした玉ねぎとなるということではないか。
藤田先生の説は、結果から判断した理屈のような感じがする。
『立派な玉ねぎが出来た時は、いつどんな太さで定植した時か?』 というものだ。
トウ立ちした玉ねぎは、真ん中がすぐに腐る。
しかし、小さな玉ねぎは、丸ごと料理に使える。
細い苗でも極寒に耐えられるように、多少過保護に育てればよい。
最近、『アズミン』に興味をもっている。
堆肥の代わりになるという優れものである。
堆肥は、土を肥沃にし、野菜の根をしっかり張らせることができる。
根がしっかりすれば、たくさんの養分を吸収し、美味しい野菜を作ることができる。
以下の記事は、JA淡路島のタマネギ農家の記事だ。
『アヅミンは地方増進法の腐植酸質資材として指定されていることから、試験成績検討会(年2回開催、今夏で72回)でアヅミンによる腐植酸供給効果の確認試験を実施し、土づくりの基本資材として採用した。』