踏み込み式温床の内部温度が、低下している。
画像では見えにくいが、20℃ちょいである。
隣の部屋に移動させたいのだが、切り返しをやって再発酵させる必要がある。
温床の内部温度は13.4℃まで低下している。

切り返しは、微生物に酸素を供給するためと、餌となるぬかを投入する。
また、発酵微生物の数も減っているだろうから、現在ボカシ肥料を作っている資材を、一緒に投入することで、発酵スピードを早めることができる。
適度な水を掛けながら、堆肥と糠とボカシ肥料を混ぜていく。
下の画像が、米糠納豆菌ボカシ肥料である。
第1次発酵が終って、発酵温度も30℃に低下している。しかしながら、この中には納豆菌や乳酸菌などの好気性微生物が何+億という数が生きているだろう。
下の画像は、今朝、温床内の温度を測った画像である。
1日で、66.0℃まで上昇したのである。
驚異的な微生物の発酵カである。
隣の部屋から発根した種を埋めたポットを移動させた。
内部温度を測ったら、50度を軽く越えてしまった。
針は、50℃を大きく上回っている。
今年は、温床を利用した催芽蒔きと育苗のほかに、新しく二つの実験をしている。
一つは、秋に脇芽挿しをして置いたトマトの苗の越冬計画である。
下の画像のように、トマト苗は元気に育っている。
もう一つは、サツマイモの越冬と温床での苗作りである。
私が踏み込み式温床の利用を思いついたのは、子どもの頃のサツマイモの苗作りに利用していた踏み込み式温床が、記憶にあったからだ。
下の画像の白い発泡箱には「シルクスウィーツ」と「紅はるか」のサツマイモがはいっている。
昨年の暮れから越冬中のサツマイモの種芋である。
サツマイモは、最低温度が15℃ぐらい必要だ。それ以下だと腐ってしまう。
下の画像は、そのサツマイモの種がどうなっているか蓋を開けて観察したものである。
奇麗な肌で、ぬくぬくと眠っていたようだ。3本ずつ越冬させている。
今月の下旬に、温床の堆肥の中に埋め込んで、発芽させる予定である。