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のじさん

Author:のじさん
200坪の菜園に100種類の野菜を育てる。畑の一画に秘密基地を作ってにわとりや金魚、メダカを育てている。冬には薪ストーブを燃やして暖を取り、コーヒーを飲む。都会に近い所で田舎風の暮らしを求めて、定年後の余暇時間を楽しんでいる。そんなライフスタイルの情報を発信していきます。

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野菜のお礼のミニトマト

トマトの大好きな会社の同僚が、野菜のお礼にとミニトマトを持って来てくれた。
伝わる野菜『吉田茂和」と生産者の名が入っていた。





プチぷよトマトである。
一昨年、初めて食べたプチぷよ。
このトマトから火がついたトマト作りへのこだわり。
今の時期でも、初めて食べた春の味と変わらない旨さであった。







もう一パックは、別の生産者であった。





こちらのミニトマトの品種名はわからない。
食感は完熟アイコに似ている。
ただ、恐ろしく甘い。






伝わる野菜   みらい学校とは?


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トマトを甘く美味しく育てる資材の準備

2018/12/16  トマト畝に落ち葉と腐葉土を撒いた。


それを耕耘機で鋤き込み、3回ぐらい耕耘した。






2019/1/13  トマト用のミニビニールハウスの骨組みを建てた。
腐葉土の混った落ち葉を鍬込んだ畑の土は、1ヶ月も過ぎたのでふかふかの柔らかい土になっていた。






今年は、トマトを紐で吊っての栽培をするため、天井に吊るし用に2本の直管パイプを設置した。






2019/1/14   高畝にして水捌けを良くするために、溝を深くした。
高畝にすれば、雨が降っても水が入り込まず乾燥気味に作出来る。




10㎝ぐらいの段差が出来た。




トマトを甘く美味しく育てるための堆肥や肥料

牛糞堆肥を購入して、温床で落ち葉堆肥と混ぜた。




ボカシ肥料を沢山作っている。
ぬか、バッドグアノ、木灰、アズミンを投入して発酵させている。




タキイから『有機アミノ酸肥料』が多種類販売されている。
その効果とは?
『期待できるアミノ酸肥料効果としては、タンパク質を低分子化したペプチド・アミノ酸を豊富に含みますので穏やかな肥効で作物も健全に保ち、日照不足や低温に強い作物作りに役立つことが挙げられます。
アミノ酸は直接および間接に作物に吸収されてタンパク質に取り込まれやすく、うまみの向上にも役立ちます。また、有機成分が豊富なため、土壌微生物が増殖しやすく、団粒化の促進、通気性、保水性の向上を促します。』

有機質肥料を醗酵(ボカして)させて『アミノ態・核酸で吸わせる』のが、ボカシ肥料です。
ボカシ肥料の最大のメリットは、団粒構造にして物理性を善くするだけでなく、化学性、生物性を改善する。
作物にとっては美味しくなり日持ちがするということでしょう。
葉物でも甘味が違う。
ボカシ肥料は肥料成分の施用とともに有用微生物の施用も主たる目的なのです。
ボカシ肥料の窒素成分であるアミノ酸が、直接根から吸われるため野菜自身が糖分を貯めやすくなるためです。』

※窒素成分は通常、硝酸イオン→亜硝酸イオン→アンモニウムイオンと変換されて、最終的にはアミノ酸のアミノ基となる。
ボカシ肥料は、発酵によってアミノ基となっているので、直接根から吸われる。


バッドグアノ
バッドグアノは腐植酸を含むリン酸肥料であり、野菜への吸収が良い。

〇バットグアノ 粒状 20kg
  原産地: インドネシア
  原料: こうもりのふん
  腐植酸: 10.9 
『フミン酸(腐植酸)の働きで、土壌中の微生物の増殖を活発にします。』                                      



アズミン
堆肥の40倍もの腐植を含み、土の団粒化を促進し、根を元気に育てる働きかある。










微生物資材を投入することで、土壌に住み着く微生物の多用化を図り、連作障害の緩和や土壌微生物の更なる活性化をはかる。

                 土いきかえる




                   えひめAI-2


とまとを甘くて、美味しく育てるにはどうしたらよいか。

とまとを甘くて、美味しく育てるにはどうしたらよいか。
① 品種を選ぶ
② 糖度を上げる
③ 旨味を増やす
 
①では、
大玉はアロイトマト
ミニはプチぷよ、ピッコラルージュ
中玉は、フルティカを作ることにした。


  



ピッコウラルージュ

ピッコラルージュは、温床を使って脇芽苗の越冬計画中である。

また、種を採種してあるので、それと味比べして見る。








②では、ストレス栽培をやって見ようと考えている。

『高糖度トマトの生産方法として土耕栽培の場合、果実肥大期に灌水量を少なくして、水分ストレスを与える。
水ストレスを与えて、トマトの糖度が上がるのは、果実が小さくなった結果。
つまり、果実1個あたりの糖分は普通のトマトとほとんど変わらないという。』

≪トマトのストレス栽培のための工夫≫
高畝にして、水捌けを良くすることと、潅水量をコントロールする。
 
  溝を深く掘ることで、高畝効果を期待

高畝にしてストレス栽培を取り入れる。

雨が降っても、水分の量を抑える工夫には、ビニールハウスが良いだろう。

私の場合には、昨年簡易ビニール雨除けハウスでミニトマトを作ったが、プチぷよは小さな虫に舐められてしまって、皮がざらざらで食べられなかった。
そこで、今年は完全にビニールで囲って虫よけを重視して、栽培しようと考えている。
 


昨年度は、残り苗をハウス内で、鉢で『ストレス栽培』をした結果、
『プチぷよ』で糖度10度を記録した。



しかし、鉢をカラカラの状態で育てたので、ミニトマトがマイクロトマトになった。







③ 旨味を増やすためには、下の「池トマト」の独自の『発酵アミノ栽培』を参考にしたいと考えている。

池トマトは甘味と酸味の絶妙なバランス、そして濃厚な味と香りが特徴。
おいしさの秘密は栽培方法。
 

独自の発酵アミノ栽培により、味だけでなく栄養価ともに濃厚なトマトになえう。
肥料にとことんこだわることで、アミノ酸の含有量が通常のトマトよりも高いトマトになっている。
栄養価だけでなくアミノ酸にはグルタミン酸という旨味成分が含まれており、このグルタミン酸により池トマトは旨味がましたトマトになっている。
 

自然肥料へこだわり、鰹・鮪・昆布・椎茸など自然肥料を発酵熟成させ、アミノ酸として吸収させる。天然にがりも散布。葉緑素が多くなり、葉は光沢が出る。これが濃いほど甘みが増し、色素成分のリコピンも多くなる。熟したときの赤みも一段と増す。
 
池トマトのアミノ酸含有量(100g中) ≪一般的なトマトと池トマト対比≫ 





アミノ酸の入った肥料をトマトに与えれば、トマトのアミノ酸が増えて、美味しさが増すというのは、にわかには信じられないが、実際にアミノ酸の含有量が一般のトマトよりも多いのは事実だろうから、何かの仕組みが働いているのだろう。

窒素代謝;生体内の窒素化合物は絶えず代謝され、変換されている。タンパク質はアミノ酸に加水分解され、さらに酸化などの反応によって脱アミノされて分解していく。脱アミノ反応で生成したアンモニアは、植物ではグルタミンやアスパラギンのアミドとなって蓄積されることが多い』

植物の窒素同化


『根から吸収された硝酸はアンモニアに還元され、アンモニアからグルタミン酸が作られる。次にグルタミン酸からアスパラギン酸とアラニンが作られる。これら3種類のアミノ酸から種々のアミノ酸が合成される。』



トマト自体が、グルタミン酸やアスパラギン酸が豊富に含まれている。
池トマトさんの『自然肥料へのこだわり』と云うのがヒントである。
トマトを、健康的に育てることで、トマト本来の持つ旨さを引きだしているのだと感じた。

市販されているたくさんの「有機アミノ酸肥料」がある。
きっと、それらの肥料を使ったからと云って、誰でも美味しいトマトが作れるというわけではないだろう。

水はけの良い団粒化された土壌で、健康的に育てることが大事だと思う。
現在取り組んでいるのは、畑の土壌改良である。


落ち葉の下には、腐葉土になった腐植物質が豊富にある。

これらの腐葉土を土中に混ぜ込めば、微生物の餌となって、土壌は団粒化されていくだろう。

さらには、堆肥やボカシ肥料などの有機質の豊富な肥料をさらに土壌に鋤きこんでいく。

畑の土は、たくさんの微生物によってふわふわな土壌を形成して行くだろう。

また、土壌には本来「腐植」と云う植物の生長には無くてはならない物質が存在している。

しかしながら、腐植は野菜の生長によって消費されていく。そうすると土に野菜だけでなく生物全体を育てていく地力が失われていくという。

腐葉土や堆肥には、微量ながらこの腐植物質が含まれており、積極的に土壌に混入して行くことで、地力のある土壌が維持されることとなる。


トマトを甘く、美味しく育てるには、土壌全体の地力を高めていくことが大事だと感じている。
















とまとの旨味とは?

とまとを甘くて、美味しく育てるにはどうしたらよいか。
① 品種を選ぶ
② 糖度を上げる
③ 旨味を増やす

①では、アロイトマトを作ることにした。
②では、ストレス栽培をやって見ようと考えている。
③では、旨み成分を増やす栄養を与える。これは、現在資料を集めている。



       アロイトマト                糖度6.0~⒎0


    




  ホーム桃太郎F1                    糖度6.0~⒎0



   
   


     スーパーのトマト                   糖度4.0~5.0


   



アロイトマトとホーム桃太郎F1とは、糖度は6,5ぐらいで同じだった。

しかし、味が少し違った。
アロイトマトのほうが美味しいと感じた。
旨味が違ったわけである。

同じ場所、同じ肥料、同じ作り方だったので、味の違いは品種の違いだと思った。
スーパーのトマトは、青いうちに収穫し、ほんのりと赤がのった頃店頭に並ぶ。
購入した時は、真っ赤になってしまって、格安だった。
当然糖度も低いし、旨みも少なかった。

美味しいトマトを作りたい時は、旨みのある品種を選ぶことだと思った。


トマトの糖度を上げるにはどうしたらいいだろうか?

これは、プロの農家の作り方に学ぶしかないだろう。

トマトのストレス栽培

https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=1232

『高糖度トマトの生産方法として土耕栽培の場合、果実肥大期に灌水量を少なくして、水分ストレスを与えるのが一般的です。

ストレスをかけて糖度を上げると果実は反比例して小さくなるため、デパートで見かける高糖度トマトは50g前後かと思われます。
栽培中にストレスをかけると尻腐れ症などの障害果が発生しやすいので、各生産者の方々は独自のノウハウをもって取り組んでおられます。水ストレスを与えて、トマトの糖度が上がるのは、果実が小さくなった結果だと考えられています。
つまり、果実1個あたりの糖分は普通のトマトとほとんど変わらないそうです。
したがって、トマトの糖分を上げるにはトマトが大きくならないようにすれば良い、と考えれば、水ストレス以外の手段があるかもしれません。』

トマトのストレス栽培のための工夫
高畝にして、水捌けを良くすることと、潅水量をコントロールする。

今年残り苗をハウス内で、鉢でストレス栽培をした結果、『プチぷよ』で糖度10度を記録した。
しかし、鉢をカラカラの状態で育てたので、ミニトマトがマイクロトマトになった。




来年度は、アロイトマトは露地栽培にして、高畝で作ってみようと考えている。
下の画像は、借り物であるがかなりの高畝で、トマトの苗を植えている。




雨が降っても、水分の量を抑える工夫には、ビニールハウスが良いだろう。
私の場合には、今年簡易ビニール雨除けハウスでミニトマトを作ったが、プチぷよは小さな虫に舐められてしまって、皮がざらざらで食べられなかった。

そこで、来年は下の参考画像のように、完全にビニールで囲って虫よけを重視して、栽培しようと考えている。

もちろん、高畝にしてストレス栽培を取り入れようと思っている。



③のうまみ成分を増やすためには、どうすればいいか?
と云う課題は、現在勉強中である。

肥料を買わせたい企業は、アミノ酸肥料とか有機アミノ酸肥料とか、やたらと旨味成分であるアミノ酸を強調しているものがほとんどである。

植物の窒素同化を考えてみれば、アミノ酸をトマトに吸わせたからと云って、トマト内にアミノ酸がとどまっているとは考え難い。
結局、行ったり来たりである。

窒素同化
窒素→硝酸→アンモニア→アミノ酸→タンパク質

タンパク質の分解過程
タンパク質→ペプチド→アミノ酸→アンモニア→硝酸→窒素


私の仮説として、妄想に近いが。

微生物によってつくられたアミノ酸が、トマトに吸収された段階で、トマトに多く含まれるグルタミン酸が、しばらくトマト内に留まっているのではないか。』

と、考えている。





以下は、記事を書くために、色々と資料を書きとめたものです。
興味のある方は、読んでみてください。

『池トマト』に、すこし気持ちが引っ掛かりました。(*^。^*)




https://www.kyoritsu-wu.ac.jp/advance/magazine/2017/04/25/









一番有名な「グルタミン酸」はアミノ酸の一種で、「うま味」成分であると同時に、私たちの体の中でも作られており、たんぱく質を構成したり、神経伝達物質として、体の維持のために必要不可欠の物質でもあります。植物性食材、動物性食材両方にまんべんなく含まれており、中でも昆布を筆頭にチーズ、緑茶、いわし、トマトや白菜などに多く含まれています。』


「世界でも、グルタミン酸が含まれるトマトをイタリア料理でふんだんに使用したり、イノシン酸やグアニル酸を含むミルクやキノコをフランス料理で使用したりと、特定の食材が美味しさの素となっていることは認識されていました。日本人は、その美味しさが“うまみ”成分からくるものであることを科学的に証明したのです。以降、海外では“umami”という表現で知られるようになりました」
 
この“うまみ”成分は、特定の微生物が食物の分子であるたんぱく質や脂肪、でんぷん、食物繊維などを細かく分解することで生まれます。最初に発見された“うまみ”成分のグルタミン酸は、昆布が北海道で収穫され、長い時間をかけて海路と陸路で京都や大阪の店まで運ばれる間、昆布に付着した微生物によって偶然生まれたものでした。
 
「その微生物とは、カビの一種である麹菌や乳酸菌

高糖度トマトの生産方法として土耕栽培の場合、果実肥大期に灌水量を少なくして、水分ストレスを与えるのが一般的です。養液栽培の場合は塩処理(塩類ストレス)をかけます。糖度がどのくらい以上から高糖度トマトと呼ぶとかは正式には決まっていません。ストレスをかけて糖度を上げると果実は反比例して小さくなるため、デパートで見かける高糖度トマトは50g前後かと思われます。栽培中にストレスをかけると尻腐れ症などの障害果が発生しやすいので、各生産者の方々は独自のノウハウをもって取り組んでおられます。水ストレスを与えて、トマトの糖度が上がるのは、果実が小さくなった結果だと考えられています。つまり、果実1個あたりの糖分は普通のトマトとほとんど変わらないそうです。したがって、トマトの糖分を上げるにはトマトが大きくならないようにすれば良い、と考えれば、水ストレス以外の手段があるかもしれません。トマトの生長を抑制する手段は、色々あると思われます。生長抑制剤も方法のひとつですが、光合成を抑えてはいけません。これも色々試して見なければならないでしょう。、酵母菌のこと。採ったばかりの昆布は青臭いですが、運ばれる間に昆布に付着した麹菌や昆布の酵素で、昆布の成分が分解されます。その分解物を乳酸菌や酵母がさらに代謝することでグルタミン酸をはじめとするさまざまな“うまみ”成分が増加。北海道から大阪へ移動する間に自然とこのような熟成が起こり、美味しい昆布になっていたのです」


https://www.umamikyo.gr.jp/knowledge/ingredient.html

さまざまな食品に含まれるうま味物質
うま味物質として知られているものにグルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸などが挙げられます。グルタミン酸はたんぱく質を構成する20種類のアミノ酸の中の一つ。また、イノシン酸、グアニル酸は核酸に分類されます。
これらのうま味物質はさまざまな食品に含まれています。グルタミン酸は昆布や野菜などに、イノシン酸は魚や肉類に、グアニル酸は干しきのこ類に多く含まれています。





一方、生体内の窒素化合物は絶えず代謝され、変換されている。タンパク質はアミノ酸に加水分解され、さらに酸化などの反応によって脱アミノされて分解していく。脱アミノ反応で生成したアンモニアは、植物ではグルタミンやアスパラギンのアミドとなって蓄積されることが多いが、動物ではアンモニアのまま、あるいは尿素や尿酸に変えられてから体外に排出される。





植物の窒素同化


 根から吸収された硝酸はアンモニアに還元され、アンモニアからグルタミン酸が作られる。次にグルタミン酸からアスパラギン酸とアラニンが作られる。これら3種類のアミノ酸から種々のアミノ酸が合成される。





グルタミン酸やアスパラギン酸などのアミノ酸を10種類以上豊富に含んでいるので、おいしいトマトが期待できます。
 
・窒素全量8.0(内アンモニア性窒素4.0
・く溶性りん酸6.0
・加里全量3.0












「池トマト」は、高知県土佐市で、強い太陽と清流仁淀川の恵を受けながら、通常の3倍以上の期間をかけて、愛情いっぱいに育っています。

そして肥料にとことんこだわることで、アミノ酸の含有量が通常のトマトよりも高いトマトになりました。

また栄養価だけでなくアミノ酸にはグルタミン酸という旨味成分が含まれており、このグルタミン酸により池トマトは旨味がましたトマトになっています。

自然肥料へこだわり、鰹・鮪・昆布・椎茸など自然肥料を発酵熟成させ、アミノ酸として吸収させています。また、天然にがりも散布しています。これによって葉緑素が多くなり、葉は光沢が出てきます。実が成長してくると、上部のグリーンベースがグッと濃くなります。これが濃いほど甘みが増し、色素成分のリコピンも多くなります。そして熟したときの赤みも一段と増しました。



魚粉とは・・・
 
野菜や果樹菜園に使われる基本肥料です。
イワシやマグロ、カツオなどの魚から油脂を搾った粕を加工した、100%有機質の肥料です。
 魚粉に含まれるアミノ酸等が野菜や果実の甘みを増すことが知られています。

 土づくりの際の元肥や、実が付き始めた頃の追肥に適しています。






「有機アミノ酸肥料」は、タキイ種苗のオリジナル商品で発売して10年以上続いている、高機能でプロの生産者も愛用する、じっくりと長く効く粒状の有機入り化成肥料です。


 有機アミノ酸肥料は、厳選された動・植物質有機原料由来のタンパク質を高温・高圧の独特な方法で農作物に吸収されやすいように、低分子のペプチド・アミノ酸まで分解・加工しています。そのため肥料の分解による根傷みを起こしにくく安心して使用できます。成分量により1〜3号の3種類があり、1号と2号は、特別栽培農産物にも対応しています。


 期待できるアミノ酸肥料効果としては、タンパク質を低分子化したペプチド・アミノ酸を豊富に含みますので穏やかな肥効で作物も健全に保ち、日照不足や低温に強い作物作りに役立つことが挙げられます。アミノ酸は直接および間接に作物に吸収されてタンパク質に取り込まれやすく、うまみの向上にも役立ちます。また、有機成分が豊富なため、土壌微生物が増殖しやすく、団粒化の促進、通気性、保水性の向上を促します。



タンパク質→ペプチド→アミノ酸→アンモニア→硝酸



研究植物根における窒素の吸収と代謝
新潟大学農学部大山卓爾


窒素は、根から吸収する無機養分のうち最も大切な栄養元素で、窒素の過不足が作物の生長や収量、品質に与える影響は極めて大きい。


いまだに世界の多くの国々では、窒素肥料を与えることが経済的に困難なため低収量のまま留まっている地域が多い。


一方、わが国では、窒素の多施用による多収を追求してきた結果、園芸作物などでは、作物の吸収する窒素をはるかに上回る窒素が慣習的に与えられ続けている場合もある。


現在、窒素の過剰施肥による硝酸地下水汚染や河川の水質汚濁などが、大きな社会問題になっており、窒素の過剰施肥を改めるとともに作物の施肥窒素の利用効率を高めることが求められている。


このような目的のためには、肥効調節型肥料の開発など肥料自体の改良や施肥法の改善とともに、植物の窒素の栄養生理について十分理解することが緊要であると思われる。


窒素は、畑状態では主に硝酸イオンとしてまた水田など還元土壌ではアンモニア(主にアンモニウムイオン)として根から吸収される。これらの窒素は、根や葉でアミノ酸に同化された後、タンパク質、核酸、ヘム、クロロフィル、アミン、その他多種多様な生命を維持する上で不可欠な生体成分やアルカロイドなど二次代謝産物の合成に用いられる。


『“うまみ”成分のヒミツとは?トマトの数々の成分が「おいしい」と感じさせます。
「おいしい」と思う感覚には個人差がありますが、多くの人にとって「おいしさ」を感じる大きな要因は、“うまみ”成分です。“うまみ”成分とは主に「グルタミン酸」と「イノシン酸」で、ほかにも30数種類の物質が確認されています。「グルタミン酸」は、タンパク質の構成成分である「アミノ酸」のひとつで、天然食品の「アミノ酸」の大部分を占めています。「イノシン酸」は細胞の核の中にある遺伝子の構成成分である「核酸」のひとつです。

日本人にとってなじみ深い食品でいえば、昆布の“うまみ”成分の約60%は「グルタミン酸」(残りは主に「アスパラギン酸」)、鰹節の“うまみ”成分は主に「イノシン酸」です。
“うまみ”成分は、結合した状態では“うまみ”はなく、「グルタミン酸」はタンパク質から分離すると“うまみ”として感じることができます。日本人の食事に欠かせない味噌、醤油は、大豆のタンパク質が発酵によって分解され、分離した「グルタミン酸」が生じるため、“うまみ”を感じることができます。』
 
西洋には「トマトの時期には下手な料理はない」ということわざがあります。
トマトは「うまみ成分」である「グルタミン酸」「アスパラギン酸」の宝庫です。
イタリアの家庭のトマトソースは、まさに“イタリア版おふくろの味”で、トマトが日本における味噌・醤油の役割を果たしているのです。
トマトと味噌・醤油に共通するのは“うまみ”成分の「グルタミン酸」です。
南欧州の地中海地方ではトマトから、日本(を含むアジア)では大豆からという違いはありますが、共に植物由来の「グルタミン酸」を上手に引き出し、様々な食材の味を引き立てる“うまみ”成分として活用しています。
 




土壌改良で、養分たっぷり。進化するトマト
『いま江島さんのハウスでは、もみがらやわらを入れ、堆肥の材料をすきこんで熱を与える土壌改良を進めています。2ヶ月ほど熱を与えると、土壌中の菌が増え、土が柔らかくなります。
すると、トマトの育ちもよくなります。

『どれくらいの水を与えるとどれくらいの糖度のトマトができるかを計測するために、樹液流センサーと土壌水分センサーで、トマトの樹の内部の水分量と、土壌の水分量を計るようになりました。
水分量の計測は、東京大学農学部研究員の西岡一洋さんに協力をあおいでいます。』


糖度をどうやって図っているか?
『20165月から非破壊型の糖度光センサーが導入され、糖度5度から9度まで5段階に選果が可能となりました。』









 

ミニトマトの地這い

越冬用の苗を取るために、畑の隅の陽だまりになっている場所に、地這いで育てて置いた。
実際に苗木に使ったのは、簡易ビニールハウスで育てていたトマトから取ったので、そのままになっていた。
露地でいつまで育てられるか観察することにした。




花も咲いているし、実もなっていた。
少しでも積算温度を稼ぐために、防寒キャップを被せて置いた。




トマトの実は、若干色づいていた。





陽だまりのせいか、奇麗に育っている。






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